というわけで、弱冠22歳で過ちを犯してしまったモニカ・ルインスキーがTEDに登場した。

正直「暴露話」になるのかと思ったが、「ネットいじめ」をなくしましょうという
至極まっとうな話だった。

確かに、彼女はネットいじめの被害者第1号ってな感じだった。

大統領は公人だから仕方ないけど、彼女はホワイトハウスでバイトしてたとはいえ、
大スキャンダルで世界中に自分の本名や写真が晒されるかもしれないなんてことは
覚悟していなかっただろう。
ヒラリーの好感度があがり、彼女への同情が集まる一方で、
世の中は「バカ女、尻軽」と言ってモニカ・ルインスキーを蔑んだ。

もういい時間が経ち(本人にしてみれば、たいした時間は経ってないだろうけど)、
ネットいじめで若者が自殺に追い込まれた話を聞いた時に、
彼女は自分の過去と向き合うことを決意したんだそうだ。

「そうだよな~」と思ったのは、「昔はバカな事をしても、それが知れ渡るのは家族や学校、村、町」程度まで。でも、今は世界中の誰もが知るようになるってこと。

確かに、たいしたことじゃないのに世間が騒ぎすぎ、というケースは多い。
犯した過ちがよっぽどの事じゃない限り、人には再起のチャンスが必要だ。
しかし、自分のやらかした過ちを知っている赤の他人によってそれが阻まれる可能性が
あるのがネットの恐ろしいところ。ネット上に流出したものは永遠にネット上に存在し続ける。

被害者も加害者も、今後一生被害者であり続ける。
そして、その裏で広告費で儲ける人々が存在する。

ネットは、使い方を間違えれば残忍な武器になる。

ってな内容だった。ふむ

コメント

limei
2015年8月10日6:30

とても真っ当なスピーチですね。探して見てみます。

天照大神
2015年8月12日22:54

今年の4月の事らしいですよ。探してみてくださいませ。

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