映画を2本観てきた。
「マジック・イン・ザ・ムーンライト」
「バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
安いというだけで同日に観ちゃったんだけれど、できれば日を変えたかった(笑
(だって1100円だったんだもん)

ま、それはおいておいて、
どちらにもエマ・ストーンが出ていた。
世の中にはエマ・ストーンがきているが、私の中ではまだ女優エマ・ストーンは
きてないようだ。化粧品モデルをやってる彼女はかわいいと思うし、
あの低い声も気に入ったのだが、うーん、うーん、うーん。
でも、まー、役の中ではしっくりきていたので、まぁ、いいか。

**************
というわけで、「マジック・イン・ザ・ムーンライト」。
ネタバレ注意

象を消すイリュージョンで大人気の天才マジシャン、
なんとか(忘れた)・ウェイ・リーは、中国人に扮した皮肉屋のイギリス人、
スタンリー(コリン・ファース)。彼はある時、友人の頼みを聞くことに。

その頼みとは、南フランスの大富豪一家を虜にしている小娘の心霊術師、
ソフィ(エマ・ストーン)のトリックを暴け、というもの。
「すべては科学だ!合理的に説明がつく!」と息を巻くスタンリーだったが、
出会ったそばから自分や愛する家族の事を言い当てられてしまう。
「どうやったのか?」と聞いても「ビジョンが見えるだけ」と答えるソフィ。
最初はトリックを暴くためにソフィに張り付いていたスタンリーだったが…。

まー、結末は分かりきっているけれど、その途中経過を魅せるウッディ・アレン作品。

とにかく、コリン・ファース、いやスタンリーがみんなから「その皮肉はどうにか
ならないのか? 来た早々、全員を敵に回した」と総攻撃を受けながらも
全く意に介さないところが見どころ! ←
イギリス人って、皮肉屋には寛容だよね!

ところで、この映画、なぜかPG-13。
死後の世界の話してるから???


あぁ、早くKingsman来ないかな~。 ←
**************************

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

で、こっちはハラハラ。ドキドキ・ゲラゲラ物。
けっこう笑うところいっぱいあったんだけど、上映期間が終盤にさしかかってて
入りが2/5くらいだったせいかなんか知らんけど、ほかの人の笑い声が全然
聞こえないんで私も気を使っちゃって、ゲラゲラじゃなくてクスリクスリぐらいしか
できず辛かった。
これ、ブラックコメディなんだけど、みんな、真剣に受け止め過ぎだよ!

かつてハリウッドのヒーロー映画「バードマン」で一世風靡した俳優、リーガン
(マイケル・キートン)はその後ヒットに恵まれず、離婚・娘の薬物依存を
経験し、どん底を味わっていた。
そんな彼が人生をかけたブロードウェイの舞台がまもなく開幕する。

リーガンが脚本を書いた舞台には、彼本人(主演)、現恋人、ブロードウェイデビューの女優
(ナオミ・ワッツ)、下手くそな男優の4人が出演する。
そこにリーガンは、薬物更生施設を出たばかりの娘、サム(エマ・ストーン)を
アシスタントとして雇い入れる。運良く(?)下手くそな男優が大怪我をして
入院、代役に呼ばれたのはブロードウェイで活躍する実力派、マイク(エドワード・ノートン)だ。
ところが、そのマイクは仕事はできるが、性格がとんでもなくアレ。
彼に振り回されているうちに、プレビュー公演が迫ってきた。

※プレビュー公演 ⇒ 多分、批評家とかを呼んでおいて、翌日(公演初日)の新聞に良い事を書いてもらう公演。評価次第ではロングラン、下手すりゃ即日打ち切りという運命の公演。

見どころは、エドワード・ノートンの怪演とナオミ・ワッツの皺。
「俺は舞台の上で自分を出すんだ!」と言うマイクは、インポが心配で
セックスできない…とか言ってるくせに、舞台の上では…とか、
「あいつ、舞台の客の前で私を☓☓☓☓☓!!」と叫ぶナオミ・ワッツの皺とか。

いや、マイケル・キートンはすごく良かった。
彼は、仕事と家庭を持つ人間のあらゆる感情を表現していたね!
「博士と彼女のなんとか」をまだ観てないのでなんとも言えないけれど、
マイケル・キートンの演技はなんとか賞受賞に値すると思うよ。
ちなみに、私のお気に入りのシーンは、娘から取り上げたマリファナを
吸っちゃうとことか、批評家に啖呵切るところ。

で、これね。俳優・女優は漏れなく「評価されたい病」にかかっている事が
分かる映画だったんだけれど……あれ? それって、彼らだけじゃなくね?
結局、彼らが表現するのは、人間の心理。
みんなの感情を代弁する彼らが、映画の中でやっぱりそこのところを代弁してた
って分かっちゃう映画。

ドラムがかっこ良すぎて、サントラ買おうかと思った。

あ、ナオミ・ワッツって46歳なのか。
だったら、あの皺はアリ!
もっと若いのかと思っていたから「!!」と思ってしまったけれど、
あの歳であの顔は若い!!
(いや、褒めてますよ! 褒めてるの!!)

リーガンの弁護士役をやってる人。
多分、アメリカではすごく有名な役者で、かなりイケてる人なんだろう
なぁ~と
思ったら、ハングオーバーで実家を出られないダメ中年をやっていたコメディアン、
ザック・ガリフィアナキスだった!

舌噛みそう…ギリシャ系なの??

コメント

モカ
2015年4月23日23:10

バードマン見たいんだ〜。楽しみにしてる♡

天照大神
2015年4月24日0:27

おおおお、観るのね~。
実は私、最後がモヤっとしたんだけど(笑)、面白かった!
後でその「モヤっ」について話したい~♪
観たら、教えて~。

kaichu
2015年4月24日4:42

もやっとするよね~!バードマン!
今になるとあの最初のパンツ一丁シーンが非常に鮮明に残っていることわ。
あとさ、映画だってわかってても細かいところに妙にリアリティがあってよかったわ!

天照大神
2015年4月24日15:15

ほんと! あれ、どうなっちゃったの??? なんで、サムはああいう
リアクションしたの??
やっと、アカデミー賞のパロディが理解できたよ!(パンツ一丁)
いやー、きっといろいろあるんだよね! とにかく戻らなきゃってところが笑えた。
ほんと、リアリティあった。
きっと、あんな事になってる舞台って多いんだろうなぁ~とか、いや、舞台じゃ
なくてもああなってる職場ってあるよなーって思った。最初、後ろにバードマンが
飛んでる宣材観た時、ちょっとファンタジー入ってるのかなと思ったけれど
すごい「現実」だった(笑

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索