http://www.shochiku.co.jp/swv/

4人のバンパイアが共同生活を送るシェアハウスで起きる騒動を描いた映画。
多分、私の精神状態がもう少し安定していたら大笑いしていたと思うのだが、
ちょっと不安定だったので、クスクス⇒クスクス⇒ほろ苦⇒最後に胸がジーンくらいな
感じで楽しめた。
(けっして、映画館に8人くらいしかいなかったから大笑いしなかったとかいうことではない)
(けっして…)
(多分…)

設定は、8000歳のピーターを筆頭に、拷問が趣味の862歳のヴラド、
379歳のヴィアゴ、ナチス・バンパイアだった183歳のディーコンの4人のバンパイアが
暮らすシェアハウスに人間のカメラが取材に入り、現代におけるヴァンパイアの
悲喜こもごもを記録するというもの。
家の中を案内するのは、一番人当たりの良いヴィアゴだ。

服装も考え方もかなり時代錯誤なんだけれど、活動時間が夜に限られているうえに
外出時は狩りのためにナイトバーを彷徨くぐらいしかしないので、なんとか現代社会に
適応している4人。

そんな彼らの元にある日、ディーコンの使い魔(人間の小間使い)が男女2人の獲物を
連れてやってくる。女性の方はあっさり血を吸われたあげくに殺されちゃうのだが、
男の方、ニックは血を吸われた後にバンパイアにされる。
で、このニックが超が5つくらいついちゃう大馬鹿者で、呼ばなくていい嵐をシェアハウスに
呼んでしまう。バカな行動の手始めに、なんと人間の男の友人、スチューをシェアハウスに
連れてきちゃうのだ。最初はバンパイアたちに狙われるスチューだけれど、そのうちに
バンパイアたちに愛されまくり、バンパイアたちは彼を味見しないと誓い合う。
でも、バンパイアの中に人間がいれば、ただで済むはずがなく…というストーリー。

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私のお気に入りは案内役のヴィアゴ。
きれい好きなヴィアゴは、「獲物を襲う時に自分のお気に入りのソファを使っても
いいけれど、使うならタオルや 新聞紙を敷いてくれ。昔は違う色だったのに、
今は(血の色で)真っ赤だよ!」と仲間たちに文句を言うくせに、実際に自分がソファを
使う時は、ちゃんと新聞紙を敷いたのにうっかり獲物の大動脈を切ってしまい
大掃除をする羽目になって落ち込んだりする。
でも、寝る前にちゃんと家の中を点検して、仲間たちがうっかり朝日を浴びて
火傷しないように気を使ってあげている優しい奴なの。

まー、一番ワイルドなヴラドや人狼たちも気になるけどね。

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これ、実はニュージーランド映画で、しかもバンパイアが全員ヨーロッパ出身の設定なんで
英語が超鈍ってる(笑)いや、もしかしたら、あれがニュージーランド英語なのかも??
ディアゴを演じたタイカ・ワイティティ(脚本・監督)はもちろんニュージーランド出身で、
苗字の響きがちょっと現地の人っぽい感じなんだけれども、劇中でかなり流暢な
ドイツ語(?)を披露していた。
ちなみに、この人、ニュージーランド航空が「ホビット」の出演者や監督を起用して作った
機内安全ビデオの監督を務めているし、短編映画がアカデミー賞にノミネートされていたり、
ディズニー映画の脚本を手がけている実力派。
もっといろんな作品を観てみたい。

彼も相当キャラが濃いのだけれど、ほかのバンパイアたちはもっと濃かった。
プロフィールを見たら、バンパイアを演じていたのは全員コメディアン。どうりで! 


いや~、楽しかった。
もっといろいろが落ち着いたら、もう1度観に行きたい。
そしたら、多分もっと大笑いできるはず! 

http://www.airnewzealand.jp/press-release-2014-the-most-epic-safety-video-ever-made-takes-flight-on-air-nz

なんと、スチューは日本語がペラペラらしい!↓
http://www.cinematoday.jp/page/N0070182

http://www.cinematoday.jp/name/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3

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