港式ミルクティー　と　飲茶

いつのか分からない紅茶が出てきたので、練乳があるし、ミルクティーでも
作ろうかな～と思ったけれど…やっぱりコクがなくて大失敗。

今度は、これを参考にしてやってみようかなぁ～。
http://cookpad.com/recipe/2408535
クックパッドに載っている、本格的香港式ミルクティー
どうやら、投稿者の旦那はんが作るレシピらしい。

ふむ。


先日、ナオさん（←リンクあり）にオススメの点心を聞かれたので、
書いてみようかな。

飲茶は大体朝７、８時くらいから昼過ぎの１４、１５時くらいまで
主に広東料理のレストランで提供される軽食だ。
種類が豊富で美味、値段が安価に設定されているので、お得感が半端ない。
（基本、夜は食べられない）

飲茶が美味なのには理由がある。
香港の人は飲茶を食べて、その店にお金を払う価値があるかどうかを判断するからだ。
昼に飲茶を提供する店の多くが、夜はそれなりのお値段の料理を提供するので、
飲茶が美味しいかどうかは客にとっても店にとってもものすごく重要なのだ。

ジモティの情報収集力は半端ない。
「あそこの店、美味しいのかな」な～んてポロッと言おうものなら、
すぐに人が集まってきてああだこうだと教えてくれる。
新しい店の情報は、集まったうちの誰かの家族、親戚、友人、知り合いの誰かが
必ず既に行っていて、「待って。今電話で聞いてみるから」と問い合わせて
教えてくれる。
それくらいみんなが食道楽な香港では、評判が悪い店が３ヶ月で潰れることも
珍しくない。（今でもそうだと思うんだけれど、私が住んでいたころはそうだった）

ちなみに今は、どんなに流行っていても家賃高騰で店をたたむところも多いので、
「高評価」が付いていたら、その店にはすぐに行った方がいいデス。


というわけで、飲茶！
まーオススメ、と言っても月並みなものだけれど、そこはホラ、あれで…。


豉汁蒸鳳爪
鶏の足を蒸したもの。
まー、たしかに見た目はグロい。
でも、私の中ではこれが基本。これが美味しくなかったら、もうその店には行かない！
と思うくらい重要。コラーゲンが豊富。
ちなみに、同じ鶏足でも白いものもあるのだけれど、私はあまり好きではない。


魚翅灌湯餃
フカヒレ入りのデカイ餃子がスープに入ってるもの。
メニューを見ると、これだけちょっと値段が高い。店によってあるところとないところがある。
まー、今どきは鮫の保護のために提供する店が減ってきているかも。
まだ提供している店があったら、迷わず食べちゃう。


蘿蔔糕
大根餅。大根のほかに、野菜や中国のソーセージなどが入っていて、
甘みと塩気のバランスがいい。食感はもちもち。


腸粉
さまざまな具材をお米の粉のクレープで包んで蒸したもの。
中身はチャーシューだったり、エビだったり牛肉だったりと、種類はかなり豊富。
チャーシュー、牛、海鮮（エビ）くらいはどこでも食べられるけれど、店によって
違う種類のものも置いている。


排骨
小皿で提供される骨付きの（豚）肉。
香港では基本、骨付き肉が提供されるんだけれど、それは「旨味」を逃さないため。
少量ながら、旨味が凝縮されたヒトサラ。


咸水角
中華風ピロシキ。
皮の甘みと、ジューシーな肉の味が混ざると幸せな気分にひたれるヒトサラ。


これくらいかなぁ～。
あとは、まー、餃子とか焼売とかも種類がいっぱいで美味しいものがあるけれど、
だいたいメニュー見れば分かるものね。

私は飲茶に行くと、あまり甘いもの（甜品）は食べないかも。
食べても、ごま団子とか馬拉糕、（蒸しカステラ）かなぁ～。
だって、点心の中には十分甘みを楽しめるもの（チャーシューとか）があるもんね。

ところで、飲茶は本来お茶を楽しむものなので、当然お茶を飲むんだけれど、
点心が油っぽいのでプーアール茶や烏龍茶がオススメ。
ほかにもお茶の種類はいっぱいあるけれどね。
下手にジャスミン茶なんか頼んでお腹いっぱい食べちゃうと、後で胃もたれするかも。
（私が個人的にジャスミン茶が嫌いだから言うわけではない！）

香港の人たちがほかのお茶も頼むのは、旅行者みたいに胃もたれするほど
食べないから。実はみんな、けっこう小食なのよ。

え？　みんな、すごい量の食事を注文するじゃん？
それは、中国の常識で「足りない」ことを嫌うから。
「残すのが礼儀」だから。（今は少しは変わってきてるかもしれないけれど）

ちなみに、油は流したいけれど、プーアール茶が濃くなりすぎるのはちょっと…、
と思っているジモティは、プーアール茶と菊花茶をブレンドしたものを頼んだりしてる。
そうすると、マイルドになるからなのれす。


というわけで、みんなもレッツ・チャレンジ！

泊まるホテルの近くに美味しい飲茶を提供する店があったら、
毎朝通ってメニューを片っ端から頼んでみるという手もアリ。
同じ事がお粥屋さんにも言えるなぁ～。

あ～、香港行きたい～。