完・家に着くまでが旅 (香港に行ってきた その33)
2013年1月27日 2012年夏 香港旅行
1時間半以上遅れてようやく飛行機が離陸した。
くどいようだが、私が乗った飛行機は台湾の飛行機。
というわけで、乗り継ぎである。
予定では、香港ー台湾(待ち時間:2時間ちょっと)台湾ー成田となる
はずだったが…
台湾に着いた時点で、次の便が出るまであと15分!!
当然、到着ロビーには「☓☓便にご搭乗予定のお客様は~~」と書いたプラカードをお持ちの
グラホのみなさんが何人かいたわけさ。
私にも1人ついてくれて、2人で乗り換え便まで急いだ!
最初は早足、そして小走りになりながら。
セキュリティを通りすぎて、ようやく飛行機の搭乗口まできたのだが…
その時、私の手には、友人からもらったかさばるセイロ3個が入ったビニール袋が…。
(画像1)
(当然のごとく、持ってきた小さなキャリーケースには入らんかった)
香港ー台湾間ではまったく気にならなかったこのかさばる荷物が
日本人客の多い台湾ー成田の機内ではヤケに目立ったのである。
ガコッ! ボコッ!
「いたっ!」
「あ、ごめんなさい!!」 ← 私
ドゴッ! バリッ!
私以外は全員、既に機内で椅子に収まってるわけ。
そこへ、私が荷物をガンガン周りにぶつけながら走ってやってきたわけ。
しかも、機内は水を打ったようにシーンとしているわけよ!
なに、この静けさは?? お葬式でもあったの??? と聞きたくなるような……!!
あぁ、中国人多勢と日本人多勢ではこうも機内の音量が違うのか!!
その静けさの中で、どこかのおっさんが放った独り言「まったく騒々しいな」が
丸聞こえなわけよっ!!
ううううううううう、背中に刺さる視線が痛い…。
というわけで、悪目立ちしながら席に収まったのに、その後に聞こえてきた機内アナウンスは
「飛行機の遅れにより、こちらにご到着されていないお客様があと5人いらっしゃいます」
ええええええええ? 私が最後じゃないのかい?? は、走るんじゃなかった…。
更に10分遅れてやってきたその乗客たちは余裕の表情で、走ってる人なんて
1人もいなかった。しかも、全員超身軽。
そんなわけで、台湾から成田のフライトはまるで針のむしろに座っているような心地だった。
地獄の1時間半を過ごした後、ようやく成田に着いた。
よし荷物を引き上げたら帰るぞ!と、検疫をスルーしようとしたところで呼び止められた。
「チャイナエアライン☓☓便にご搭乗された 天照大神様」
私を呼び止めたのは、JALのグラホだった。
「天照大神様、お荷物の件でこちらへ」
ま、まさか…
そう、そのまさかである。
私は乗り継ぎ便に間に合ったが、荷物は間に合わなかった。
「ご自宅までお荷物をお送りいたしま~す」
あ~あ~あ~あ~…。
手続きカウンターまでの道すがら、「大丈夫です。こんなことくらい」と、
この旅で私の身に起きたことをかいつまんで話したら、
グラホのおねーちゃんは真剣な顔で私に向き直ってこう言った。
「今までいろんな方からお話を伺いましたが、そこまでの方は初めてです。
どうか、ご自宅にお戻りになるまで気をつけてください。
家に着くまでが旅ですから!」
……ウケを狙って話したのに。
というわけで、おねーちゃんにキャリケースの鍵を預け(荷物検査があるかも、だから)、
名前と住所を知らせると、やっと無罪放免となったのである。
帰りは、超身軽よ!
荷物はハンドバッグとかさばるセイロだけ!
実はそのセイロを入れたビニール袋の中に蓮香楼の馬拉糕を隠し持っていたので、
自宅に戻った瞬間にお茶を入れて、カステラをもぐもぐしていたわ。 ←余裕を演出
(画像2)
母「あら、キャリーケースは?」
私「うん。まだ、台湾…かな。 あはははははは……あ!!」
思い出した!!
翌日は、父の誕生会で外食する予定だった。
姉たちの家族も来る
のに、化粧道具は全部キャリーケースの中……!!
あ~~~~~~!!
翌日、もちろん姉たちが突っ込んできた。
「あれ、眉毛は??」
後日、ようやく荷物が帰還して、私の2012年夏の香港旅が終わったのである。
期待に違わず、ハプニングばかりで本当に楽しかったよ。
香港、香港。あぁ、香港!!!
くどいようだが、私が乗った飛行機は台湾の飛行機。
というわけで、乗り継ぎである。
予定では、香港ー台湾(待ち時間:2時間ちょっと)台湾ー成田となる
はずだったが…
台湾に着いた時点で、次の便が出るまであと15分!!
当然、到着ロビーには「☓☓便にご搭乗予定のお客様は~~」と書いたプラカードをお持ちの
グラホのみなさんが何人かいたわけさ。
私にも1人ついてくれて、2人で乗り換え便まで急いだ!
最初は早足、そして小走りになりながら。
セキュリティを通りすぎて、ようやく飛行機の搭乗口まできたのだが…
その時、私の手には、友人からもらったかさばるセイロ3個が入ったビニール袋が…。
(画像1)
(当然のごとく、持ってきた小さなキャリーケースには入らんかった)
香港ー台湾間ではまったく気にならなかったこのかさばる荷物が
日本人客の多い台湾ー成田の機内ではヤケに目立ったのである。
ガコッ! ボコッ!
「いたっ!」
「あ、ごめんなさい!!」 ← 私
ドゴッ! バリッ!
私以外は全員、既に機内で椅子に収まってるわけ。
そこへ、私が荷物をガンガン周りにぶつけながら走ってやってきたわけ。
しかも、機内は水を打ったようにシーンとしているわけよ!
なに、この静けさは?? お葬式でもあったの??? と聞きたくなるような……!!
あぁ、中国人多勢と日本人多勢ではこうも機内の音量が違うのか!!
その静けさの中で、どこかのおっさんが放った独り言「まったく騒々しいな」が
丸聞こえなわけよっ!!
ううううううううう、背中に刺さる視線が痛い…。
というわけで、悪目立ちしながら席に収まったのに、その後に聞こえてきた機内アナウンスは
「飛行機の遅れにより、こちらにご到着されていないお客様があと5人いらっしゃいます」
ええええええええ? 私が最後じゃないのかい?? は、走るんじゃなかった…。
更に10分遅れてやってきたその乗客たちは余裕の表情で、走ってる人なんて
1人もいなかった。しかも、全員超身軽。
そんなわけで、台湾から成田のフライトはまるで針のむしろに座っているような心地だった。
地獄の1時間半を過ごした後、ようやく成田に着いた。
よし荷物を引き上げたら帰るぞ!と、検疫をスルーしようとしたところで呼び止められた。
「チャイナエアライン☓☓便にご搭乗された 天照大神様」
私を呼び止めたのは、JALのグラホだった。
「天照大神様、お荷物の件でこちらへ」
ま、まさか…
そう、そのまさかである。
私は乗り継ぎ便に間に合ったが、荷物は間に合わなかった。
「ご自宅までお荷物をお送りいたしま~す」
あ~あ~あ~あ~…。
手続きカウンターまでの道すがら、「大丈夫です。こんなことくらい」と、
この旅で私の身に起きたことをかいつまんで話したら、
グラホのおねーちゃんは真剣な顔で私に向き直ってこう言った。
「今までいろんな方からお話を伺いましたが、そこまでの方は初めてです。
どうか、ご自宅にお戻りになるまで気をつけてください。
家に着くまでが旅ですから!」
……ウケを狙って話したのに。
というわけで、おねーちゃんにキャリケースの鍵を預け(荷物検査があるかも、だから)、
名前と住所を知らせると、やっと無罪放免となったのである。
帰りは、超身軽よ!
荷物はハンドバッグとかさばるセイロだけ!
実はそのセイロを入れたビニール袋の中に蓮香楼の馬拉糕を隠し持っていたので、
自宅に戻った瞬間にお茶を入れて、カステラをもぐもぐしていたわ。 ←余裕を演出
(画像2)
母「あら、キャリーケースは?」
私「うん。まだ、台湾…かな。 あはははははは……あ!!」
思い出した!!
翌日は、父の誕生会で外食する予定だった。
姉たちの家族も来る
のに、化粧道具は全部キャリーケースの中……!!
あ~~~~~~!!
翌日、もちろん姉たちが突っ込んできた。
「あれ、眉毛は??」
後日、ようやく荷物が帰還して、私の2012年夏の香港旅が終わったのである。
期待に違わず、ハプニングばかりで本当に楽しかったよ。
香港、香港。あぁ、香港!!!
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