懐かしのコーズウェイベイ (香港に行ってきた その27)
2012年11月23日 2012年夏 香港旅行
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山の斜辺にあるSOHOからふもとに戻ってきた私は、
湾仔にある「アラン・チャン」グッズが
売られているかもしれないショップへ向かった。
そこはコンベンションセンターの中のショップ。
急いでいたので、中環からMTRに乗り、湾仔で降りた。
「…………」
なんか、すごい人・人・人・人・人……
朝の駅のホームのように、列車の各扉の前に
乗降客の背中を押す(?)係員がいる。
日本と違うところは、係員全員がかわいい女子だということ。
ははーーん。これは臨時雇いですな。
というわけで、人ごみが嫌いな私はその場を早く離れようと小走りになったのだが、
それが…ずーっとずーっとずーっとずーっと混んだまま。
湾仔駅からコンベンションセンターはブリッジで繋がっているのだが、
その間は(ものの本によると)徒歩5分。
その5分間がずーーーーーーーっっっと激混みなわけよ。しかも、若い女子ばかり。
怒涛のおしくら饅頭状態で、たったの5分間だったとはとても思えない。
とにかく熱気が凄すぎて、まったく前が見えないのよ!
な、な、なんじゃこりゃーーー!
も、もしや、誰かのコンサートでもあるの??
というわけで、そこら辺を歩く女子を捕まえて聞いたところ、
「結婚に関する何かのイベント」だという。 その「何か」は聞き取れんかった。_| ̄|○
目を白黒させながらやっとのことでとあるオサレなショップに駆け込んだ。
そこは比較的空いていた。
店員さんに聞いたところ、その日は「超級結婚会」が開かれていたらしい。
直訳すると、「スーパー・ウェディング・イベント」。
つまり、超ド級結婚博覧会ってなわけですわ。
私は、結婚情報を求めて会場に集まる数万の人々の波のド真ん中にいたわけ。
いやーーーー、香港の人たちって、本当に「結婚式」の話題には燃えるよね。
参りました…。(鼻血出るかと思った…)
というわけで、そのオサレなショップである。
そこは、現代香港のアーティストやデザイナーの作品を販売している店。
アラン・チャンの商品も置いていたのだが、ポストカードは置いていなかった…。
「今から尖沙咀に行く? どーする、私?」
結局、そこら辺で旅行者用に売られている「香港の夜景」が載っているポストカードを買った。
なんか、すっごく疲れた~~!!
というわけで、ちょびっつ意気消沈した私はCWB(コーズウェイベイ)に向かった。
CWBは、私にとって本当に懐かしい街だ。
毎日通った街。
旧正月の大晦日にはビクトリア・パークまで縁起物の花市を見に行ったし、
毎週亀ゼリーを食べに行った懐かしい店もある(見つけられなかったけど)。
美味しい飲茶屋もあるし、セレクトショップもある。
今回は見当たらなかったけど、小規模な女人街・男人街チックな通りもあった。
(整備されちゃったのか?)
今の人たちが旺角を「香港の渋谷」と呼ぶならば、当時はCWBこそが「香港の渋谷」だった。
いまだに大型ショッピングモールのタイムズスクエアは健在だし、トラムを乗り換えれば、
これまたオサレな街・跑馬地(ハッピーバレー、香港の代官山?)も近い。
欲しいものはなんでも揃う街。
「そうだ。 双子姉妹のイラストがモデルのレトロな化粧品屋さんがあったはず」
http://www.cathaypacific.co.jp/hongkong/shop/detail/id/321/?PHPSESSID=5cdc2668152a7b266ecf3b9fa69e867b
ということで、MTRでCWBに移動すると、とある雑居ビルに入った。
お買い物を済ませ、ホクホク歩いていると、私の目に奇妙な日本語が飛び込んできた。
う~ん、ぶつ切りにしたらおかしくないけど、つなげてみると激しくおかしい。 (画像1)
「味噌Cool、ご飯や麺」と謳っておきながら、
全然関係ないスイーツの写真を載せるとは…!!(ある意味上級)
というわけで覗いてみると、10代と20代がタムロしていた。
とてもお味噌を扱っているとは思えないヤングでチープな店構えだった。
そういえば、昼間「日本 mochi sweets」って書いてあるトラックが走ってたな。(画像2)
ジャパニーズ・ラグジュアリー・デリ……
ラグジュアリー・デリって…。
まーいっか。
というわけで、お散歩、お散歩。
「あ、あの蛇料理屋まだある」
「あぁ~、あの飲茶屋がスタバになってるー!」
「おおおお、真っ黄色のフェラーリが駐まってる」
「あ、一品香(っていう料理屋)、まだ同じ場所にあるーー!」
「珈琲屋(カフェ)と謳っていながら、がっつりご飯屋メニューが載ってる? 香港らしい!」
「あっ! そういえば、薬局に行こうと思っていたんだ!」
ということで、CWBの目抜き通りのある薬局に入った。
私が買おうと思っていたのは、フランス製胃腸薬。
ガイドブックに載っていたんだけどさ、なんか色々すぐれものらしい。
早速値段を聞いてみた。
私「いくらですか?」
店員「50HKドルです」
私「お邪魔しましたー」
ガイドブックには、28.7HKドルと書いてあったのに、50HKドルってなんやねん!
2軒目
「売り切れたよ」
3軒目
「売り切れだ」
4軒目にしてやっと、「あるよ」と言ってくれる店をハケーン。
実は、中環の薬局でもさんざん探したんだけど、どこも売り切れだったのだ。
やはり、ガイドブックに載ってしまうと、(私のような)旅行者が買いに走るんだな。
4軒目のそのお店で値段を聞くと、28HKドルぽっきりと言うではないか。
(いや、もしかしたらもっと安いところもあったかもしれんが…例えば旺角とかで…もう疲れた)
私は「買いま~す」と宣言し、お金を払った。
お店の人はレジを打っている間、薬をカウンターに置いていた。
すると、1人のおっさんがやってきて、私が購入した薬を手に取った。
そのおっさんは店員さんで、薬を袋に入れてくれるんだなと思ったのだが、
おっさん、薬の用法を熟読し始めた。
ポカーーーン( ゚д゚)
呆気にとられていると、店員さんはおっさんに説教し始めた。
「ちょっと、あんた。この商品はこっちのお客さんが買った物なんだから、
もうこの人のものなんだよ! 見たいなら見たいって言いなさいよ。ホラ!」
と新しい薬を棚から出しておっさんに渡した。
ボラれないように広東語で買い物をしていたんだけれど、
振り返った店員さんの目つきが変わっていた。
「あんた、日本人だね」
まー、香港人だったら、普通文句の1つも言うよね、この場合。あ~あ。
でも買った後だからいっか、な~んて思っていたら…。
「俺、日本人、大好き。日本、ナンバーワン!」
(親指を立てるナンバーワンのポーズ)
私「…………」
香港のお店の人…、苦労してんのね。(´Д⊂ヽ
ご想像の通り、私が買った薬を手に取ったおっさんは、大陸から来た人。
人が買った物とか商品とか全然気にしてないのね。
そーいえば、巡ったお店にも大陸からたくさんのお客がきてたなー。
で、みんな、箱買いしていた。
店員さんの目は「お金を落としていってくれるのはありがたいけれど、マナーが…ね」と
訴えていた。
というわけで、薬を受け取ると、私も「私も香港大好きー!」とナンバーワンのポーズをして
満面の笑みで店を出た。
そーいえば、友人も言ってたなー。
香港にはSWAROVSKIのショップがたくさんあるのだが、それは中国人事体が
「キンキンキラキラ」したものを好むからだ。
当然、中国人である香港人はSWAROVSKIが大好き。
ところが、最近香港のショップを訪れるのは大陸客ばかりだという。
それどころか、香港人の間でショップの評判がダダ下がりらしい。
大陸の人は香港人が好む洗練されたスタイルを求めているのだが、
店側は、大陸からの客が増えたので品揃えを大陸好みに合わるという
当たり前の対応をした。しかし、それがあだに…。
香港人から見たら、その大陸人好みのデザインはダサすぎるというわけだ。
それだけではない。
香港人=冷やかしの客だと思われてしまって、香港人が店員を呼んでも
まともに接客してもらえなくなったというのだ。
大陸の人、大量買いしていくからなー。
かつての日本人のように…(ボソ)
山の斜辺にあるSOHOからふもとに戻ってきた私は、
湾仔にある「アラン・チャン」グッズが
売られている
そこはコンベンションセンターの中のショップ。
急いでいたので、中環からMTRに乗り、湾仔で降りた。
「…………」
なんか、すごい人・人・人・人・人……
朝の駅のホームのように、列車の各扉の前に
乗降客の背中を押す(?)係員がいる。
日本と違うところは、係員全員がかわいい女子だということ。
ははーーん。これは臨時雇いですな。
というわけで、人ごみが嫌いな私はその場を早く離れようと小走りになったのだが、
それが…ずーっとずーっとずーっとずーっと混んだまま。
湾仔駅からコンベンションセンターはブリッジで繋がっているのだが、
その間は(ものの本によると)徒歩5分。
その5分間がずーーーーーーーっっっと激混みなわけよ。しかも、若い女子ばかり。
怒涛のおしくら饅頭状態で、たったの5分間だったとはとても思えない。
とにかく熱気が凄すぎて、まったく前が見えないのよ!
な、な、なんじゃこりゃーーー!
も、もしや、誰かのコンサートでもあるの??
というわけで、そこら辺を歩く女子を捕まえて聞いたところ、
「結婚に関する何かのイベント」だという。 その「何か」は聞き取れんかった。_| ̄|○
目を白黒させながらやっとのことでとあるオサレなショップに駆け込んだ。
そこは比較的空いていた。
店員さんに聞いたところ、その日は「超級結婚会」が開かれていたらしい。
直訳すると、「スーパー・ウェディング・イベント」。
つまり、超ド級結婚博覧会ってなわけですわ。
私は、結婚情報を求めて会場に集まる数万の人々の波のド真ん中にいたわけ。
いやーーーー、香港の人たちって、本当に「結婚式」の話題には燃えるよね。
参りました…。(鼻血出るかと思った…)
というわけで、そのオサレなショップである。
そこは、現代香港のアーティストやデザイナーの作品を販売している店。
アラン・チャンの商品も置いていたのだが、ポストカードは置いていなかった…。
「今から尖沙咀に行く? どーする、私?」
結局、そこら辺で旅行者用に売られている「香港の夜景」が載っているポストカードを買った。
なんか、すっごく疲れた~~!!
というわけで、ちょびっつ意気消沈した私はCWB(コーズウェイベイ)に向かった。
CWBは、私にとって本当に懐かしい街だ。
毎日通った街。
旧正月の大晦日にはビクトリア・パークまで縁起物の花市を見に行ったし、
毎週亀ゼリーを食べに行った懐かしい店もある(見つけられなかったけど)。
美味しい飲茶屋もあるし、セレクトショップもある。
今回は見当たらなかったけど、小規模な女人街・男人街チックな通りもあった。
(整備されちゃったのか?)
今の人たちが旺角を「香港の渋谷」と呼ぶならば、当時はCWBこそが「香港の渋谷」だった。
いまだに大型ショッピングモールのタイムズスクエアは健在だし、トラムを乗り換えれば、
これまたオサレな街・跑馬地(ハッピーバレー、香港の代官山?)も近い。
欲しいものはなんでも揃う街。
「そうだ。 双子姉妹のイラストがモデルのレトロな化粧品屋さんがあったはず」
http://www.cathaypacific.co.jp/hongkong/shop/detail/id/321/?PHPSESSID=5cdc2668152a7b266ecf3b9fa69e867b
ということで、MTRでCWBに移動すると、とある雑居ビルに入った。
お買い物を済ませ、ホクホク歩いていると、私の目に奇妙な日本語が飛び込んできた。
う~ん、ぶつ切りにしたらおかしくないけど、つなげてみると激しくおかしい。 (画像1)
「味噌Cool、ご飯や麺」と謳っておきながら、
全然関係ないスイーツの写真を載せるとは…!!(ある意味上級)
というわけで覗いてみると、10代と20代がタムロしていた。
とてもお味噌を扱っているとは思えないヤングでチープな店構えだった。
そういえば、昼間「日本 mochi sweets」って書いてあるトラックが走ってたな。(画像2)
ジャパニーズ・ラグジュアリー・デリ……
ラグジュアリー・デリって…。
まーいっか。
というわけで、お散歩、お散歩。
「あ、あの蛇料理屋まだある」
「あぁ~、あの飲茶屋がスタバになってるー!」
「おおおお、真っ黄色のフェラーリが駐まってる」
「あ、一品香(っていう料理屋)、まだ同じ場所にあるーー!」
「珈琲屋(カフェ)と謳っていながら、がっつりご飯屋メニューが載ってる? 香港らしい!」
「あっ! そういえば、薬局に行こうと思っていたんだ!」
ということで、CWBの目抜き通りのある薬局に入った。
私が買おうと思っていたのは、フランス製胃腸薬。
ガイドブックに載っていたんだけどさ、なんか色々すぐれものらしい。
早速値段を聞いてみた。
私「いくらですか?」
店員「50HKドルです」
私「お邪魔しましたー」
ガイドブックには、28.7HKドルと書いてあったのに、50HKドルってなんやねん!
2軒目
「売り切れたよ」
3軒目
「売り切れだ」
4軒目にしてやっと、「あるよ」と言ってくれる店をハケーン。
実は、中環の薬局でもさんざん探したんだけど、どこも売り切れだったのだ。
やはり、ガイドブックに載ってしまうと、(私のような)旅行者が買いに走るんだな。
4軒目のそのお店で値段を聞くと、28HKドルぽっきりと言うではないか。
(いや、もしかしたらもっと安いところもあったかもしれんが…例えば旺角とかで…もう疲れた)
私は「買いま~す」と宣言し、お金を払った。
お店の人はレジを打っている間、薬をカウンターに置いていた。
すると、1人のおっさんがやってきて、私が購入した薬を手に取った。
そのおっさんは店員さんで、薬を袋に入れてくれるんだなと思ったのだが、
おっさん、薬の用法を熟読し始めた。
ポカーーーン( ゚д゚)
呆気にとられていると、店員さんはおっさんに説教し始めた。
「ちょっと、あんた。この商品はこっちのお客さんが買った物なんだから、
もうこの人のものなんだよ! 見たいなら見たいって言いなさいよ。ホラ!」
と新しい薬を棚から出しておっさんに渡した。
ボラれないように広東語で買い物をしていたんだけれど、
振り返った店員さんの目つきが変わっていた。
「あんた、日本人だね」
まー、香港人だったら、普通文句の1つも言うよね、この場合。あ~あ。
でも買った後だからいっか、な~んて思っていたら…。
「俺、日本人、大好き。日本、ナンバーワン!」
(親指を立てるナンバーワンのポーズ)
私「…………」
香港のお店の人…、苦労してんのね。(´Д⊂ヽ
ご想像の通り、私が買った薬を手に取ったおっさんは、大陸から来た人。
人が買った物とか商品とか全然気にしてないのね。
そーいえば、巡ったお店にも大陸からたくさんのお客がきてたなー。
で、みんな、箱買いしていた。
店員さんの目は「お金を落としていってくれるのはありがたいけれど、マナーが…ね」と
訴えていた。
というわけで、薬を受け取ると、私も「私も香港大好きー!」とナンバーワンのポーズをして
満面の笑みで店を出た。
そーいえば、友人も言ってたなー。
香港にはSWAROVSKIのショップがたくさんあるのだが、それは中国人事体が
「キンキンキラキラ」したものを好むからだ。
当然、中国人である香港人はSWAROVSKIが大好き。
ところが、最近香港のショップを訪れるのは大陸客ばかりだという。
それどころか、香港人の間でショップの評判がダダ下がりらしい。
大陸の人は香港人が好む洗練されたスタイルを求めているのだが、
店側は、大陸からの客が増えたので品揃えを大陸好みに合わるという
当たり前の対応をした。しかし、それがあだに…。
香港人から見たら、その大陸人好みのデザインはダサすぎるというわけだ。
それだけではない。
香港人=冷やかしの客だと思われてしまって、香港人が店員を呼んでも
まともに接客してもらえなくなったというのだ。
大陸の人、大量買いしていくからなー。
かつての日本人のように…(ボソ)
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