黄大仙で神頼み (香港に行ってきた その7)
2012年10月12日 2012年夏 香港旅行
[神頼み]
一夜明けて2日目、私は黄大仙に行った。
香港人のお友達が一緒に行ってくれるというのだ。
彼女は毎年旧正月になると、黄大仙でお参りをすると言うではないか。
というわけで、私は初めて「お参りのお作法」を習った。
黄大仙の入り口手前には、赤い派手派手なお店が軒を連ねている。
お守りやお供えものを売るお店だ。そこで私が購入したものは…
えーと、なんて言うんだ? これ??
日本で言うところの「絵馬」のようなもの。(画像1)
「神様、私、これをお願いしたいんです。よろしく」と
神様に願望を伝えるためのグッズだ。
ご覧の通り、派手派手派手。赤字に金文字で願望が書かれている。
漢字を見ればなんとなく分かると思けど、健康だったり、蓄財だったり
ご縁だったりといろいろなモノをお願いできる。
「え?こんなにお願い事していいんかいな?」と思う人もいると
思うけど、そう何度も来れないからいいよね。
ちなみに、友人からは咎められなかったゾ。
↑ ここらへん、香港人のツッコミは激しいのだが、
ツッコマれなかったということは、「まー、それもアリだわね」と思っている証拠。
で、お作法としては、この派手派手なお願い事を持って、入り口でお参り。
終わったらすぐに黄大仙に入らずに、このお願い事を入り口脇のドラム缶に入れるか、
買った店に渡しに行く。
そうすっと、これらのお願い事がその日の終わりにまとめてお焚き上げされるのである。
お願い事が終わったら、いよいよ黄大仙の中に入る……ゾ。
うわっ! 激混み!!
ちょっと動くだけで人にぶつかるくらい混んでいる。
しかも、黄大仙自体がめちゃくちゃキンキラしている!
遠い記憶をほじくり返しても、黄大仙が派手だった記憶はない。
まー、おめでたいところだから金や赤で装飾されてはいたが、もうちょっとこう…
すすけた経年の………なんだ、こりゃ?
猪とか、牛とかの像が立ってるんだけど、漆黒なのにつるつるテカテカしてるぞ!
友人によると、大陸の人の香港旅行が解禁されてからずっとこんな調子で混んでいるそうだ。
そんでもって、黄大仙自体も2、3年前に全面改装。
それからこっちキンキラキンキラしちゃっているというのであーる。
なるほどね。
しかし、何を写しても、大陸の人がフレームに入ってしまう。まぁ、いいけどさ。
あ、もしかして、この人たち(猪とか牛とか)、十二支の人たち??
と思ったけれど、混んでて説明書きまでたどり着けん。
まー、いいや。今度来たときで。
というわけで、私たちはさらに奥に入り、いろんな神様にお線香を供えることにした。
お線香は、黄大仙手前のお店で購入した。
感覚的には、1つの神社でそれぞれの神様にお賽銭を落としていくあの感覚に似ている。
1柱の神様にお線香を3本ずつ供えていく。
どうやら「3本」には意味があるらしいのだが、友人に聞いても
「理由は分からないけれど、ずっとそうしてきた」という。ふむ。
しかし、このお線香、なんというか日本のお線香よりもモロい。
神様がいるエリアの入り口で一気にすべてのお線香に火をつけるのだが、
神様をまわって歩いているうちに、灰がボロボロと手に落ちてくる。
歩く度に「アツ!アツ! 」
人とぶつかる度に「アツ! アツ!」
ぶつかった相手のお線香の灰まで落ちてきて「アツ! アツ!」
そのうち煙で涙まで出てきた! 「ま、前が見えない!!」
まさか、神頼みがこんなに危険なものだとはっ!!
言っておくが、この日は気温33.4度、湿度86%である!
おめでたい場所に来たはずなのに、まさかの灼熱地獄!
「ひーひー」言いながら、黄大仙の建物の壁に目をやると、そこには…
「テング熱に注意」のポスターが! (画像2)
こ、これだけ煙かったら、少なくともここには蚊は来ないと思われ…。
私たちはその後、結婚の神様のエリアに入った。
そこにはお参りの仕方(印の結び方)も書いてある。
「おおおおお、私、ここでお参りしたら良縁に恵まれちゃうかも!」と興奮したが、
友人が一言。
「ここはアレよ。夫婦がお参りに来るところなの」
私「は?」
友人「1人で来るところじゃないのよ」
…………。
つまり、神様は相手を見つける手伝いまではしてくれない。
………。だ、だよねー!
神様もそこまで親切じゃないよねー。あはははははははは(;´∀`)
[占い]
気を取り直して、私たちは占いコーナーへ向かった。
占いのプロセスはこうだ。
1)まず、占いたい事を思い浮かべる。
2)1~100まで番号がふられた筮竹が入った入れ物をひたすら振る。(画像3)
3)そのうちの1本が入れ物から出てくる。
4)出てきた筮竹にふられている番号を控えて、占い師の元へGO
※画像3は、私の旅のノートから。
左がシャカシャカ振っているところ。右は筮竹が入った入れ物。
シャカシャカ振ってる絵はお友達に描いてもらいました。
で、このシャカシャカ。
慣れている人だとすぐに「ヒュッ」と筮竹が1本飛び出てくるのだが、
慣れないと5分振っても出てこない。
そんでもって、これ、足元は跪いている。この体勢で5分間容器を上下に振るのである。
何度も言うけど、この日は気温33.4度、湿度86% である。
手元シャカシャカ、汗ダラダラ 。
しかも、これ、炎天下でやっているのである。
一応ビーチパラソル的な傘はあるが、とにかく暑い。むし暑い。
私は占ってもらう事が4つもあったので、都合20分ほど振り続けた。
もうね…汗で服ビショビショ…。
え? 占いの結果?
運気は上向き!
しかし…「階段に注意」と言われた…。
えーと…
香港は、香港島は狭い土地に海岸と山がある。
つまり、平坦な土地はあまりない。坂だらけなのである。しかも急な坂。
人間、急な坂は上りたくない。ということで、普通の道路にも階段を作っちゃってるわけ。
つまり…香港…階段だらけなんですけど!!
とにかく、「何に関してもリラックスするように。そうすれば、自然と運気が上がる」と
言われて帰ってきたが……
階段に注意って言われて、リラックスできるかー!!!
ど、どーなる、私の旅??
一夜明けて2日目、私は黄大仙に行った。
香港人のお友達が一緒に行ってくれるというのだ。
彼女は毎年旧正月になると、黄大仙でお参りをすると言うではないか。
というわけで、私は初めて「お参りのお作法」を習った。
黄大仙の入り口手前には、赤い派手派手なお店が軒を連ねている。
お守りやお供えものを売るお店だ。そこで私が購入したものは…
えーと、なんて言うんだ? これ??
日本で言うところの「絵馬」のようなもの。(画像1)
「神様、私、これをお願いしたいんです。よろしく」と
神様に願望を伝えるためのグッズだ。
ご覧の通り、派手派手派手。赤字に金文字で願望が書かれている。
漢字を見ればなんとなく分かると思けど、健康だったり、蓄財だったり
ご縁だったりといろいろなモノをお願いできる。
「え?こんなにお願い事していいんかいな?」と思う人もいると
思うけど、そう何度も来れないからいいよね。
ちなみに、友人からは咎められなかったゾ。
↑ ここらへん、香港人のツッコミは激しいのだが、
ツッコマれなかったということは、「まー、それもアリだわね」と思っている証拠。
で、お作法としては、この派手派手なお願い事を持って、入り口でお参り。
終わったらすぐに黄大仙に入らずに、このお願い事を入り口脇のドラム缶に入れるか、
買った店に渡しに行く。
そうすっと、これらのお願い事がその日の終わりにまとめてお焚き上げされるのである。
お願い事が終わったら、いよいよ黄大仙の中に入る……ゾ。
うわっ! 激混み!!
ちょっと動くだけで人にぶつかるくらい混んでいる。
しかも、黄大仙自体がめちゃくちゃキンキラしている!
遠い記憶をほじくり返しても、黄大仙が派手だった記憶はない。
まー、おめでたいところだから金や赤で装飾されてはいたが、もうちょっとこう…
すすけた経年の………なんだ、こりゃ?
猪とか、牛とかの像が立ってるんだけど、漆黒なのにつるつるテカテカしてるぞ!
友人によると、大陸の人の香港旅行が解禁されてからずっとこんな調子で混んでいるそうだ。
そんでもって、黄大仙自体も2、3年前に全面改装。
それからこっちキンキラキンキラしちゃっているというのであーる。
なるほどね。
しかし、何を写しても、大陸の人がフレームに入ってしまう。まぁ、いいけどさ。
あ、もしかして、この人たち(猪とか牛とか)、十二支の人たち??
と思ったけれど、混んでて説明書きまでたどり着けん。
まー、いいや。今度来たときで。
というわけで、私たちはさらに奥に入り、いろんな神様にお線香を供えることにした。
お線香は、黄大仙手前のお店で購入した。
感覚的には、1つの神社でそれぞれの神様にお賽銭を落としていくあの感覚に似ている。
1柱の神様にお線香を3本ずつ供えていく。
どうやら「3本」には意味があるらしいのだが、友人に聞いても
「理由は分からないけれど、ずっとそうしてきた」という。ふむ。
しかし、このお線香、なんというか日本のお線香よりもモロい。
神様がいるエリアの入り口で一気にすべてのお線香に火をつけるのだが、
神様をまわって歩いているうちに、灰がボロボロと手に落ちてくる。
歩く度に「アツ!アツ! 」
人とぶつかる度に「アツ! アツ!」
ぶつかった相手のお線香の灰まで落ちてきて「アツ! アツ!」
そのうち煙で涙まで出てきた! 「ま、前が見えない!!」
まさか、神頼みがこんなに危険なものだとはっ!!
言っておくが、この日は気温33.4度、湿度86%である!
おめでたい場所に来たはずなのに、まさかの灼熱地獄!
「ひーひー」言いながら、黄大仙の建物の壁に目をやると、そこには…
「テング熱に注意」のポスターが! (画像2)
こ、これだけ煙かったら、少なくともここには蚊は来ないと思われ…。
私たちはその後、結婚の神様のエリアに入った。
そこにはお参りの仕方(印の結び方)も書いてある。
「おおおおお、私、ここでお参りしたら良縁に恵まれちゃうかも!」と興奮したが、
友人が一言。
「ここはアレよ。夫婦がお参りに来るところなの」
私「は?」
友人「1人で来るところじゃないのよ」
…………。
つまり、神様は相手を見つける手伝いまではしてくれない。
………。だ、だよねー!
神様もそこまで親切じゃないよねー。あはははははははは(;´∀`)
[占い]
気を取り直して、私たちは占いコーナーへ向かった。
占いのプロセスはこうだ。
1)まず、占いたい事を思い浮かべる。
2)1~100まで番号がふられた筮竹が入った入れ物をひたすら振る。(画像3)
3)そのうちの1本が入れ物から出てくる。
4)出てきた筮竹にふられている番号を控えて、占い師の元へGO
※画像3は、私の旅のノートから。
左がシャカシャカ振っているところ。右は筮竹が入った入れ物。
シャカシャカ振ってる絵はお友達に描いてもらいました。
で、このシャカシャカ。
慣れている人だとすぐに「ヒュッ」と筮竹が1本飛び出てくるのだが、
慣れないと5分振っても出てこない。
そんでもって、これ、足元は跪いている。この体勢で5分間容器を上下に振るのである。
何度も言うけど、この日は気温33.4度、湿度86% である。
手元シャカシャカ、汗ダラダラ 。
しかも、これ、炎天下でやっているのである。
一応ビーチパラソル的な傘はあるが、とにかく暑い。むし暑い。
私は占ってもらう事が4つもあったので、都合20分ほど振り続けた。
もうね…汗で服ビショビショ…。
え? 占いの結果?
運気は上向き!
しかし…「階段に注意」と言われた…。
えーと…
香港は、香港島は狭い土地に海岸と山がある。
つまり、平坦な土地はあまりない。坂だらけなのである。しかも急な坂。
人間、急な坂は上りたくない。ということで、普通の道路にも階段を作っちゃってるわけ。
つまり…香港…階段だらけなんですけど!!
とにかく、「何に関してもリラックスするように。そうすれば、自然と運気が上がる」と
言われて帰ってきたが……
階段に注意って言われて、リラックスできるかー!!!
ど、どーなる、私の旅??
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