ベクシル

2007年8月29日 映画
ISBN:4796870407 単行本(ソフトカバー) 小学館プロダクション 小学館プロダクション 2007/08/08 ¥1,890


アニメってけっして嫌いじゃないんだけど、金を払ってまで…
となんとなく思っていた。
多分それは、今までほとんどTVでしか観てなかったからだろうなぁ〜と思うんだけど。
スポンサー様々だったわけやね。

今日は、たまたま都合のいい時間に上映してたのがこれしかなくて、
「アニメだけど、1000円だからいっか」と観てきたわけよ。

時は2077年。
アメリカの独立特殊部隊(なのか?)SWORDの一員、ベクシルは、
ある日、日本潜入の任務にあたることになった。
ロボットやバイオ技術の先端をいく日本は、そうした技術に関する国際的な取り決め(だったか条約)に
激しく反発して国連を脱退、完全なる鎖国状態に入っていた。
日本が鎖国状態にあった10年間、日本は独自に開発した特殊な情報通信網を国の周辺に張り巡らせ、
世界のあらゆる通信衛星の情報は、日本に入ることはあっても、日本から出て行くことはことはなかった。
日本に潜入したベクシルが目にした光景は……。



う〜ん……。
このストーリー自体は、発想としては面白いと思う。
んだけど……。

例えば、鎖国状態の日本、特に東京の姿はいい意味で期待(というか、想像)を裏切られた。
そこは面白かった。

でも、主人公・ベクシルが暮らすアメリカの未来の姿がどうにもこうにも嘘くさくて
最初から物語に入れず…。

いや、未来のことを「嘘くさい」って言うのもアレなんだけど、
同じSFアニメでも「サブスタンスD」(麻薬)によって内側から崩壊していくアメリカを描いた
『A Scanner Darkly』の方がよっぽどリアルなアメリカの未来像だったので
ちょっと興冷め。
まー、実写から絵を起こしてるものと比較するのが酷って話なんだけど。

アメリカって、ベクシルに出てくるように、あんな風に無機質にはなれないと思うんだよね〜。
鎖国状態の日本の状態はいい意味で期待が裏切られたけど、
あのアメリカはないと思う。絶対。

まぁ、普通だったらば逆に描くところを、逆転の発想で「アメリカ=無機質」
「日本=(一見)有機質」って描いたところは面白かったけどね。

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