80年代にスーパーモデルとして一斉風靡したカーラ・ブルーニ。
彼女が音楽を担当した「カンバセーションズ」を観てきやした。
公式サイトはこちら http://conversations.cinemacafe.net/

主演はヘレナ・ボナム・カーターとアーロン・エッカート。

ヘレナ・ボナム・カーターといえば、私は「眺めのいい部屋」、「マスケラ」、
「チャーリーとチョコレート工場」くらいしか見てないんだけど、
立派な中年女性を演じられる女優になったものです。
「チャーリー」のときの中年役はメイクで誤魔化せるからね。
あ、あと「ハリポタ」か。

アーロン・エッカートは親しみやすい顔だけど、それにしてもどこかで観たことがあると思ったら
タバコの映画の人だね。(観てないけど。笑)
タバコの映画も観てみようかね。

さて、この映画、ソノさん(←リンクあり)がおっしゃるように男性には
つまらん映画だと思いまふ。
しかし、女性が見れば、コネタで「ぷぷ」と微笑んでしまう映画なのれす。
【追記】あ、ソノさんは男性です。
で、「好みは分かれると思うけど、自分的には×」とおっしゃっています。

結局、男はいつまでたっても子供で、女は夢見る少女から現実主義者になってしまうという
現実をホロ苦くもさりげなく描いてくれちゃってるですよ。

ストーリーは、10年ぶりに再会した元夫婦(30代後半)が、男の妹の結婚式で再会。
他人のフリをして始まった2人の会話から、2人の出会い、別れ、再会、後悔(*)が透けて見えるというもの。
それを、気だるく、いい感じのカーラ・ブルーニのギターと歌声が、重過ぎずに、かつ情緒的に見せてくれちゃうのだ。
(*)この「後悔」の部分が男女で違うところがおかしい。

2人の若き姿が途中で挿入されるんだけど、男の方がどうみても
「な〜んちゃって」イーサン・ホークなのが、どうにも気になって、気になって。
若き2人が出てくると、男の背中にチャックがあるんじゃないかと目を皿のようにして
見てしまった。

主演2人がいい感じに中年体型で(でも、けっしてデブではない)、
「あぁ〜、日本でもこんな体型の男女のラブストーリーを作ってくれりゃあ、
 観にいってもいいのに。どうして日本でこの年代の人たちが脱ぐと
 ああもイタいのか。ちっ。(痩せすぎの鶏がらか、目を覆いたくなるようなデブばかり)
 作り手にセンスのあるヤツが本当にいねーよ。この国はよっ!(怒)」
とやさぐれたくなりやした。

アクション映画のような波があるわけでもなく、あんなに(音楽が)気だるいのに、
どうやらアメリカ映画らしい。グッジョブ。
最初、ヨーロッパ映画かと思った。
音楽も主演の片割れもヨーロッパ人だから。
しかし、監督と脚本はしっかりアメリカ人。
舞台もアメリカだし。

ふむ。
サントラが欲しいなぁ〜。

【追記】
ソノさんを始め、多くの人が今回採用されたデュアルフレームについて書かれていた。
これは、スクリーンを2つに分割して、
2人の駆け引きや心の揺れ、現在と回想シーンを同時に映し出す手法なんだけど、
私はあまり気にならなかったなぁ〜。

確かに、普通に考えたら、映画見るのが大変かもね。
でも、私は香港映画で鍛えているのだ。
画面+英語字幕+中国語字幕の三つ巴で。(笑)
それに、普段頭の中でモノを考えるとき、私の頭の中もあんな状態だし、
もっと画面が多いときがあるので、へーき、へーき。
画面があと2つあったら、キツいと思うけど。

コメント

秋林 瑞佳
秋林 瑞佳
2007年3月25日20:38

マイク・フィギス監督作で、スクリーン4分割という短編映画(「時代×4」)もありましたね。4分割な上、10分ワンカットとゆー、観るほうも演じるほうも「お疲れ様」な内容でした。

天照大神
天照大神
2007年3月25日21:26

そ、それはさすがにキツいかも…。(笑)
いや〜、でも、実験って楽しいですね。
でもね、概ね「デュアルフレームはいただけなかったけど、面白かったと好評でした」(女性からは)。

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