2年生半数、留年危機 英語力検定が壁 横市大の学部
http://www.asahi.com/life/update/1208/009.html

横浜市立大学(横浜市金沢区)で、05年春に誕生した国際総合科学部の2年生の半数以上が留年の危機にひんしている。同学部の学生の英語力を就職時の売りにしたい大学が、英語力検定として国際的に使われているTOEFLで500点以上取ることを3年進級の必修単位にしたが、それが大きな壁として立ちはだかってしまった。

 「1年のときは余裕だと思っていたが、後がなくなりいまは必死。すでに進級をあきらめた友人もいる」。500点に達していない2年生の男子学生(19)は、大学の図書館やLL教室で連日英語漬けだ。

 「TOEIC600点以上」「英検準1級」でも進級を認めているが、1期生の2年生約740人のうち、到達した学生はまだ357人。


私はTOEFLって受けたことないんだけど、500点ってTOEIC600点と同程度なのか??
多分、もうちょっと難しいだろうと思うし、
一概に「この程度」とは言えないんだろうけど。
(TOEIC600点だったら、比較的取りやすいと思うが…)

英米の大学で授業についていける程度の英語力があるかどうかを判定する試験なわけだ、これは。
そりゃー、相当難易度高いと思うよ。
日本の大学は入るのが大変だけど、出るのは簡単。
でも、英米の大学は入るのも大変だけど、出るのはもっと大変。
「じゃ、明日までにこの専門書を400ページ、読んできてね」な〜んて
授業はザラだって言うじゃないか。
そんな授業を1日に何コマ受けるのやら。
そんなときに、いちいち単語を調べていたんじゃおっつかないって話だぞ。
だから、各大学は留学生にTOEFLを受けてこいっていう訳じゃないか。

授業についていける英語力=読む、書く、話す、聞く だもんねー。
読み書きできりゃー、授業についていけるって考えるのは甘いよ。

英米の大学の試験って、特に専門の基本はインタビュー。
つまり、教授による対面試験らしいと聞くぞ。
イギリスは特にその傾向が強いとか。
ということは、日本の大学受験のときの英語の勉強なんて甘っちょろいもんじゃ対応できないわけだ。(多分)

はっきり言って、日本の大学入試のときの英語の勉強って
実社会じゃあまり役に立たないもんね。
単語の意味を1、2個覚えて英文を読むだけでしょ。
あれだけじゃあ、全然英語圏では生活できない。(←一応、経験から書いてみる)
日本でちんたら「英文を読むのが趣味です」って言うくらいにしか
なれないわけよ。

藤野次雄・国際総合科学部長は「TOEFL500点は専門知識を大学で学ぶうえで出発点でしかなく、基準は緩められない。勉強方法での支援しかできない」と話す。


学部長のおっしゃってることは至極もっともですな。
これは、「勉強不足」以外の何モノでもないんじゃあないのかな、大学生諸君。

そうそう。
当然のごとく、英米育ちの学生も「大学で、新しい単語をいっぱい覚え」るそうで。
彼らは英語の土台があるうえに、さらに新しい英単語を覚えるわけだ。
つまり留学生は、彼らよりもさらに勉強しないとあかんわけよ。
専門の学問+英語……キツいよね〜。

【追記】
耳の痛い話が…。
現実問題、日本からの留学生でまともに「書ける」人も少ないそうで。
結局、「あんた、一体何ができるの?」と聞かれると、「読めるだけです」状態なんだそう…。
それじゃあ、何もできんのと一緒じゃ…。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索