多分、命日の4月1日には(忘れて)書かない可能性があるので
今のうちに書いてしまおう。

香港に(遊びに)帰りたいです。
私の中の香港も、大分、現実の香港とズレてきました。
今の香港でも、レスリーは「大哥」と呼ばれて(「あの世の人」として)
親しまれているのかしら…。

何を隠そう、レスリー兄は、一度は生活の拠点をカナダに移したものの
やっぱり香港に帰ってきちゃった人。
そりゃーねー、いっくらスーパーアイドルとして時代を駆け抜けた
っていっても、あれで引退なんて若すぎたよねぇ〜。
で、帰ってきてから出演した映画(『さらば わが愛 覇王別姫』)が
めちゃくちゃ高い評価を受けて、一気に演技派に転向しちゃったんだから。
こういう人っているんですなー。周りがほっとかない、いや、ほっとけない人って。

そんなあなた様を見て、私はビビっときたわけですよ。
「この人は、良くも悪くも大スターだっ!!」と。
それなのに、それなのに、自ら命を絶つとは…。
せめて、私がいっぱしのしわくちゃババァになるまで
楽しませてほしかった。
うつ病になっちゃったり、命日が4月1日だったり、飛び降りだったのに
顔はきれいなまま残ってたり(←ここは嘘っぽいが…。げに恐ろしき報道の力)
自殺したのがマンダリン・オリエンタルだったりと
いちいちディテールがあなたらしくて泣けますよ。ほんと。

まー、今頃、後を追うようにして癌で亡くなった梅ねーさんと
あの世で酒盛りでもしてるんでしょうけどね。
「香港も変わったよねー」
「ま、そこが香港なんだけどねー」
とかなんとか言いながら。

まーどうでもいいですけどねー。
あなたを見てると、短かったけど濃密な香港時代を思い出します。
きれいさっぱり嫌なことが抜け落ちてる、私だけの香港の思い出が。
あの街の気だるい雰囲気とかむせ返るような空気とかとか。
街の喧騒とは別世界のように静まりかえったマンダリンの中。

あなたが亡くなったのは、4月1日。
私がかの地に赴任したのは、4月2日。
年は前後するけれど、あなたが命を絶った日の翌日、
私はかの地で新生活を始めたのです。
何かが死んだ翌日には、何かが新しく始まるのです。
この世にあるものはすべて、巡るのです。

って、自分でも何言ってるか分かんねーな。(爆)

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