本当だったら

今頃、六本木で朝の7時くらいまで夜通し『ハリー・ポッター』の1〜4を
観ているはずだったんだけど、残業で最初から観れないと分かった瞬間、
より自宅に近い映画館で別の映画を観ることに。

というわけで、『グリム兄弟』を観てきましたよ。
（あれ、タイトルってこれであってる？）

はっきり言って、全然主人公2人（グリム兄弟）なんか観てないの。（笑）

私が観ていたのは、復活に命をかけた（って一度死んでるけど）女王を
演じたモニカ・ベルッチと、自称「拷問を芸術に高めた」おっさん
（え〜と、役名なんだっけ）を演じたピーター・ストーメア。

モニカ・ベルッチといえば、『イタリアの宝石』と謳われるモデル出身のあの女優。
今更説明の必要もないでしょう。
（と言いつつも、あの、ほら、あの人です。
　ヴァンサン・カッセルの奥さんね。『マトリックス』とかに出てた
　あの女優さん）

でも、ピーター・ストーメアって誰よ？と思う人は多いかも。
このおっさんは、キアヌ・リーブス主演『コンスタンティン』で
お茶目な悪魔を演じ、キアヌとの共演シーンで完全に彼を喰っちまった
あの曲者俳優です。
「地獄は大人のテーマパークだぞ」（にんまり）
なんて言っちゃって。

このおっさんが、めちゃくちゃおかしかった。
本当にいいところを持って行き過ぎ。
私、彼のズラネタで、思いっきりガハガハ笑いました。
途中から誰が主役だか忘れるくらい、存在感がありまくり。

とにかくこの2人が出ているだけで、かなり楽しめた映画だったんだけど、
ここまで主人公が印象に残らない作品も珍しい。
私のことだから、半年もすると、脳内で主演が
「マット・デイモンと××××（←忘れた　笑）」から
「モニカ・ベルッチとピーター・ストーメア」に変わっているかも。
ま、しょうがないよね。