やべー。
おかまのテレンス・スタンプとヒューゴ・ウィーヴィングがやけにまともに見えてきた……。


ちゅうわけで、オカマちゃん3人が都会からド田舎のショーパブ目指して、砂漠を元スクールバスで突っ切っていくっちゅー映画です。

歌にしてみると、

私はオカマ。
いつも蔑まれてきたわ。
でも、傷つくたびに私は強くなった。

私の家は都会。
そうよ、都会の夜が私の住処〜♪

と高らかに歌い上げるような話なのである。
(衣装は派手ですが、ミュージカルではありません)

で、主演の3人を見てみると……(汗)
1、テレンス・スタンプ
 貴族とか見るからに怪しい悪役ばっかりやってる人。
       ↓
 バーナデット
 本名はラルフ。どうやら取っちゃったらしい。
 物語終盤のロマンスに中年女の哀愁を感じさせる。
 っていうか、こんなおばはん、余裕でいます。

2、ヒューゴ・ウィーヴィング
 『ロード・オブ・ザ・リング』で花嫁の父を好演、『マトリックス』では増殖演技を怪演。
       ↓
 ミッチ
 実は妻子持ち。砂漠のど真ん中に住む別れた妻に仕事を依頼される。
 息子に自分の仕事(踊るオカマ稼業)のことを打ち明けようかどうしようか悩む。

3、ガイ・ピアース
 私、『メメント』からこっちこの人を見てないんですけど。
 っていうか、ボディビルダー出身の役者をオカマにするのは反則です。
       ↓
 フェリシア
 いぶし銀な上の2人とは違い、世間知らず。結構恵まれた家庭出身っぽい。
 人を怒らせるのが大好きで、それがあとでとんでもないことに…。

というわけで、とにかく化粧したヒューゴ・ウィーヴィングの顔が怖い!!

あ、いや、私が言いたかったのは……

テレンス・スタンプの500m先から歩いてくる姿が既に女っちゅう身体演技のスゴさと、
ショーパブで踊る仕草がヤケに女らしかったヒューゴ・ウィーヴィングの体の柔らかさに
脱帽した
っちゅーことなんですよ。

こんなおっさんたちが、しかもドラッグクイーンが私に感動を与えてくれるとは……。
予想だにしなかった展開に、ちょっと頭がクラクラ倉田マキ。(←誰だよ、それ)

不思議なもので、観てるうちに、
テレンス・スタンプの最長老オカマとヒューゴ・ウィーヴィングの中堅オカマがすごくまっとうな人たちに見えてきた。
それくらい、一見普通に見える脇役は曲者揃いなんだ、これが。

まーいいや。
この映画の素晴らしさは、一言では語れないわ。
とにかく、観て! 観てちょうだいっ!!! な映画よ〜!!!!
 

DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/02/04 ¥2,079 性転換者のバーナデット(テレンス・スタンプ)、バイセクシャルのミッチ(ヒューゴ・ウィービング)、世間知らずの若者フェリシア(ガイ・ピアーズ)。オーストラリアはシドニーのクラブで踊っていた3人のドラッグ・クィーンが、おんぼろバスを駆って、ミッチの別れた妻子を探す旅に出る。 3人組が道中で繰り広げていくコミカルで派…

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