神田真吾さんは、日本人で初めてオーストリアの国家検定料理マイスター試験に合格したシェフである。オーストリアの料理マイスターとはオーストリアの宮廷料理人と同義語で、当然、その資格試験は難易度が高い。受験者は料理だけでなく語学力や栄養学などの知識を問われるうえ、一生に1回しか受けられない。神田さんは、ヨーロッパ人以外で初めてこの試験に合格したそうである。

今日、「情熱大陸」で、マリア・テレジアの子孫であるなんとか伯爵が晩餐会を催すってんで、この神田シェフが腕をふるうっつー話を放送していた。るんるん楽しく準備していたのに、晩餐会の直前になって主催者から「あ、魚はだめね。魚料理は作らないで。お客さんで魚嫌いな人がいるから」という注文を受ける。

「ふざけるなー」と言いながら、ちゃっかし魚(なまず)料理を出しているあたり、「むむむ。一筋縄ではいかない男ね。自信家だわ」と。

結果は、魚嫌いさんや主催者を含めるすべてのゲストから大絶賛されちゃうわけです、これが。「外国の人がこんな完璧なオーストリア料理を作れるなんてー」と褒められて、ちょっと目の端がウルウルしていたのを、私は見逃さなかったわよ。

なんか、こういう人ってかっこいいよね。

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