眠れる獅子は本当に起きるのか
2004年9月16日 香港 香港 ゆかいな香港こんなことを書くと年齢がバレバレになってしまうが、
私が香港で働いていたあの時期は、大挙して押し寄せた外国資本が中国から一斉に引き上げていったそんな時期だった。当時、外資の多くが対中国本拠地を香港に置いていたこともあり、香港は外資撤退のあおりを受けた。もともと香港の経済は冷え込み始めていたが、その後しばらくすると中国に乗り込もうとする外資企業が、対中国本拠地を香港からシンガポールに移し始めたために余計に失速してしまったのだ。
私の友人も何人かが香港を後にしてシンガポールに移っていった。
中国に計り知れない可能性を感じてそこに群がった資本主義各国だが、常識の違いや商習慣の違いに対応しきれず、その多くがかの地を去っていった。
というわけで、ここでちょっと昔を思い出して、私と中国との関わりを書いてみたい。
え? 過去にもそれ、読んだかも?
そしたらごめんね。
私は自他共に認める香港大好き人間だが、中国とはとことん相性が悪い。
ひとつ仕事上のガチンコを披露しよう――――――
私は当時、某有名日系化粧品メーカーから、「おまけ」を受注した。
そのメーカーの商品をいくらか以上買うと、店頭でただでもらえるというアレである。
「香港のほかの企業に注文すれば、こんなものでもこの程度の値段で
やってくれるんだよ。おたくに注文するのは安心感が付いてると
思うからなんだよ」とありがたいお言葉をもらっての受注だった。
というわけで、こんな感じで話が進んだ。
某有名化粧品メーカー(発注)→ うち(発注)→香港の仲介業者(発注)→ 中国の生産工場(深浅)
通常、納品は2〜3週間程度の余裕を持つようにしていた。
その理由は、1・中国の工場が納期を守ることがまれだった、
2・注文通りの品物が納品されることがまれだったから。
どういう経緯でそうなったのかは忘れたが、あのときは中国の生産工場から某有名化粧品メーカーに直接納品する形をとった。
で、納品日当日、私はその某化粧品メーカーから怒りの電話を取ったのだ。
「商品にカビみたいなものが生えてるんだけど。(怒)」
私は血相を変えて、某化粧品メーカーを尋ね、そのカビが生えたような商品を持ち帰った。そして、同じく顔色を無くした香港の仲介業者に説明を求めたが、当然納得できる返答は帰ってこなかった。
香港の仲介業者を介した中国の工場からの返答は――――
・われわれは納期を守った
・カビのようなものが何かは結局分からない(←絶対調査なんかしてない)
・カビが生えたのは、通関途中だろうから、その責を負うのはわれわれではない
・作り直して欲しいなら料金は2倍。あるいは最低でも材料費をよこせ
ちょっと待て。
深浅の工場で作ってんだから、通関なんて1日しかかからんだろ。
そんな短い間に、こんな立派なフサフサのカビが生えるかっ!!!
いや、普通1日もかからんって。
ま、とにかく、われわれはエラい迷惑を被ったわけである。
そんな状況を見るにつけ聞くにつけ、眠れる獅子が起きるには、岩で頭でもかち割るぐらいじゃないとだめかもと思ったものである。
ま、ほかにもいろいろと(ノ-_-)ノ ~┻━┻ってな話が私の頭の中にストックされているわけだが……。
この記事を読んで、そんなことを思い出しました。
(え、もしかして今までの話は前振り? ながっ)
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/column/station/station_top.html
私が香港で働いていたあの時期は、大挙して押し寄せた外国資本が中国から一斉に引き上げていったそんな時期だった。当時、外資の多くが対中国本拠地を香港に置いていたこともあり、香港は外資撤退のあおりを受けた。もともと香港の経済は冷え込み始めていたが、その後しばらくすると中国に乗り込もうとする外資企業が、対中国本拠地を香港からシンガポールに移し始めたために余計に失速してしまったのだ。
私の友人も何人かが香港を後にしてシンガポールに移っていった。
中国に計り知れない可能性を感じてそこに群がった資本主義各国だが、常識の違いや商習慣の違いに対応しきれず、その多くがかの地を去っていった。
というわけで、ここでちょっと昔を思い出して、私と中国との関わりを書いてみたい。
え? 過去にもそれ、読んだかも?
そしたらごめんね。
私は自他共に認める香港大好き人間だが、中国とはとことん相性が悪い。
ひとつ仕事上のガチンコを披露しよう――――――
私は当時、某有名日系化粧品メーカーから、「おまけ」を受注した。
そのメーカーの商品をいくらか以上買うと、店頭でただでもらえるというアレである。
「香港のほかの企業に注文すれば、こんなものでもこの程度の値段で
やってくれるんだよ。おたくに注文するのは安心感が付いてると
思うからなんだよ」とありがたいお言葉をもらっての受注だった。
というわけで、こんな感じで話が進んだ。
某有名化粧品メーカー(発注)→ うち(発注)→香港の仲介業者(発注)→ 中国の生産工場(深浅)
通常、納品は2〜3週間程度の余裕を持つようにしていた。
その理由は、1・中国の工場が納期を守ることがまれだった、
2・注文通りの品物が納品されることがまれだったから。
どういう経緯でそうなったのかは忘れたが、あのときは中国の生産工場から某有名化粧品メーカーに直接納品する形をとった。
で、納品日当日、私はその某化粧品メーカーから怒りの電話を取ったのだ。
「商品にカビみたいなものが生えてるんだけど。(怒)」
私は血相を変えて、某化粧品メーカーを尋ね、そのカビが生えたような商品を持ち帰った。そして、同じく顔色を無くした香港の仲介業者に説明を求めたが、当然納得できる返答は帰ってこなかった。
香港の仲介業者を介した中国の工場からの返答は――――
・われわれは納期を守った
・カビのようなものが何かは結局分からない(←絶対調査なんかしてない)
・カビが生えたのは、通関途中だろうから、その責を負うのはわれわれではない
・作り直して欲しいなら料金は2倍。あるいは最低でも材料費をよこせ
ちょっと待て。
深浅の工場で作ってんだから、通関なんて1日しかかからんだろ。
そんな短い間に、こんな立派なフサフサのカビが生えるかっ!!!
いや、普通1日もかからんって。
ま、とにかく、われわれはエラい迷惑を被ったわけである。
そんな状況を見るにつけ聞くにつけ、眠れる獅子が起きるには、岩で頭でもかち割るぐらいじゃないとだめかもと思ったものである。
ま、ほかにもいろいろと(ノ-_-)ノ ~┻━┻ってな話が私の頭の中にストックされているわけだが……。
この記事を読んで、そんなことを思い出しました。
(え、もしかして今までの話は前振り? ながっ)
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/column/station/station_top.html
コメント