メメント

2004年6月6日 映画
DVD アミューズソフト販売 2003/12/05 ¥2,625

うははははは。
前向健忘症を患ってしまった被害者の壮大(言いすぎ)な被害記録だわ、これは。
か〜いそうにさぁ〜。
だまされまくってるのに、これでもかこれでもかとだまされまくっているのに〜本人は分からないっていうか、何も覚えてないんだからさ〜。

前向健忘症っていうのは、新しいことを記憶できない疾患で、
よく分からんけど後天的な記憶障害みたいなもの。
昔のことは思い出せるし覚えているから、障害が出る以前に知り合った人のことは覚えてるけれど、新しく知り合った人のことは数分で忘れちゃうのね。
ここがこの映画を面白くしているポイント。

映画全体の構成は、主人公のガイ・ピアースちゃんが記憶を保っていられる時間「10分間」を1つの要素として、それを時間を逆行させてちりばめているのね。
映画の視点は、あくまでも主人公が見ている世界。
主人公は自分の障害を自覚しているし、他人にだまされたくないから、なんでもかんでもメモに書く。それがたまには間違っていたりするんだけど、主人公は自分の筆跡で書かれたメモを信用するしかない。とにかく、自分が目で見たことは忘れる前にポラに撮りまくってメモるメモる。
大事なことはいれずみにも入れちゃう徹底ブリ。

初めて観ると、映画の中で記憶がなくて混乱している主人公と一緒に混乱しちゃうんだけど、でも、1回でなんとな〜く「こんな感じのストーリー?」っていうのがもや〜と頭の中に出来上がるのよね〜。
で、リバース・シークエンスバージョンを観て「はは〜ん」って思うんだけど、「……でも待てよ」なんて思い始めて本編を見直しちゃったりすると段々訳が分からなくなるだろうから、ここで止めておこうって思うわけよ。

ストーリーは、妻をレイプされて殺されたガイ・ピアースちゃんが、復讐するためにその犯人を捜しまわるってもの。
で、彼は自分が犯人だと認めた男を殺すんだけど、殺す間際にその男から言われちゃうわけよ。
ガイ・ピアースちゃんは既に復讐を遂げているんだ、と。
だけど、成功した時点で生きる意義を失っちゃったんで、哀れに思った自分が復讐するための誰かを世話してやってるんだぜ〜。
でも、その「世話してやってるんだぜ〜」の彼も、ガイ・ピアースちゃんを利用しまくってるってのが観てる側にはなんとなく分かるわけよ。

途中から、ガイ・ピアースちゃんに絡んでくる女が出てくるだけど、彼女もガイ・ピアースちゃんを利用しまくるのよ。
彼女は彼が何でもかんでもポラロイドに写して、そこに事実をメモってることを知っているから、ガイ・ピアースちゃんにツラく当たるときはペンを全部隠しちゃうの。
そうすれば、何を言ってもガイ・ピアースちゃんは10分経てば、忘れちゃうわけよ。
で、彼女は↑上の「世話してやってるんだぜ〜」の男が邪魔になったので、さりげな〜くガイ・ピアースちゃんを操作して、彼を殺すように仕向けちゃうのよね〜。

もう、出てくる人出てくる人、みんながこれでもかこれでもかとガイ・ピアースちゃんをだましまくって利用しまくるわけよ。
ガイ・ピアースちゃんが泊まったモーテルのおにーちゃんなんて、ガイ・ピアースちゃんに記憶障害があると分かると、モーテルの社長と相談して部屋を2つも貸し出しちゃうわけよ。
で、2部屋分の宿泊費をふんだくる、血も涙もない鬼畜っぷり。
そんでもって、「レナード(ガイ・ピアースちゃん)、どんなときでも、必ず領収書はもらっとけ」なんて言っちゃってさ。

とにかく、何がなんだか分からないけど、頭を使いたい人、逆に使いたくない人、自分は頭が良すぎてどんなパズルでも解いちゃうと思っちゃてるかわいそうな人は1度観てみると面白いかも。

……これって、映画の感想なのか?? 
映画同様、訳分かんねーーーー。 まっいっか。
え? それで結局映画は面白かったのか?って?
う〜ん、面白かったようなそうでないような……。
ま、いいじゃない。 
どーでもいいけど、今度見る映画は単純明快なストーリーのものにするよ。
ははは。

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