そして結婚式は終わった(パート2)
2004年3月7日 旅行ヨットは、シェラトンワイキキの船着場から出港することになっていた。
往復約1時間半のクルージングに、期待にドキを胸胸させながら、われわれ親子は
シェラトンへ急いだ。
乗船客は、どうやら太った白人のおっさん以外、全員日本人のようである。
おっさんは水着に腹の肉を載せたいでたちで、われわれ日本人はほとんどが
シャツに短パン、あるいは日よけのための長ズボンをはいていた。
15,6人の日本人と白人のおっさん1人、船長とその助手(本土からきた白人のおにーちゃんたち)を
乗せたヨット「KATAMARAN(←うる覚え)」号は、緑色の帆を翻しながら
船着場を出港した。
最初の30分間は波が穏やかで、何事もなく時が流れた。
助手のおにーちゃんは、一通り帆関連の仕事が終わると
ドリンクのサービス(有料)やカメラマンサービス(無料)を始めた。
いかにも習いたての日本語で、彼が「お飲み物はいかがですか〜?」
「写真撮りますか〜?」と御用伺いにまわると、われわれ日本人は「じゃ、お願い」
とばかりに記念撮影大会を始めた。
ヨットからは、ダイヤモンドヘッドや、最近ワイハに進出したマンダリン・オリエンタルホテルなどが見えた。
水平線の彼方には、貨物船が行きかう姿も見られた。
途中、何度か大きな波に揺られて服がびしょぬれになったものの、
船長や助手のおにーちゃんたちの様子では、特に問題もなく折り返し地点に到達したようだった。
助手のおにーちゃんは、ヨットの向きを変える作業を終えると、
白人の太ったおっさんと会話を始めた。
おっさんとひとしきりしゃべった後、おにーちゃんは私に近づいてきた。
私が「日本語上手じゃな〜い」と誉めると、おにーちゃんは「実は習い始めて
3カ月なんだけど、日本語は難しい」と自信がない顔をしていた。
さんざんおにーちゃんを励まし、「日本人は英語が苦手だから
臆すことなく日本語で話しかけてあげれば、日本人の方から打ち解けてくるよ。
そ〜いえば、ワイハってほとんど英語を使わなくてもやっていけるのね〜。
びっくりしちゃった〜」
ってな話をしているうちに、おにーちゃんが私の胸を凝視していることに気付いた。
(ど、ど〜したんだ、にーちゃん。 それはセクハラじゃ……?)
と思ったとたん、おにーちゃんは、「ぶ〜ひゃひゃっひゃひゃっ!!」と噴出した。
最初、日本語の勉強に行き詰まっておにーちゃんは気でも狂っちゃったのかと思ったが、
どうやら自分が胸にとんでもないものをぶら下げているらしいことに気付いてしまった。
私の胸にはこう書いてあった。
直訳すると、
しかも、キッズ向けのTシャツなので、イルカちゃんやら太陽やらのかわいい絵がそこかしこにとんでいるのだ。
天照大神「……は、恥ずかし〜。」
おにーちゃんは、すぐに船長のもとへすっ飛んでいき、報告。
2人はのけぞるようにして、ゲラゲラ笑いはじめた。
あ〜、あ〜、あ〜。
恥ずかし〜。
でもね、そうなのよん。
ちっとも英語なんか使わないで過ごしてたから、そこがアメリカだってこと、すっかり忘れてたのよ〜。
見逃してくれよ〜!!
それ以来、下船するまでずっと、おにーちゃんは私と目が合うと、
クックックッと笑いをかみ殺すのに苦労していた。
ま、世の中、笑えればなんでもいいのよ……。
それで……。
ちなみに、件のTシャツは、あたくしのサイト[ホームから行けますー左っかわのメニューから神霊写真館へGO!!]で絶賛公開中だす。
往復約1時間半のクルージングに、期待にドキを胸胸させながら、われわれ親子は
シェラトンへ急いだ。
乗船客は、どうやら太った白人のおっさん以外、全員日本人のようである。
おっさんは水着に腹の肉を載せたいでたちで、われわれ日本人はほとんどが
シャツに短パン、あるいは日よけのための長ズボンをはいていた。
15,6人の日本人と白人のおっさん1人、船長とその助手(本土からきた白人のおにーちゃんたち)を
乗せたヨット「KATAMARAN(←うる覚え)」号は、緑色の帆を翻しながら
船着場を出港した。
最初の30分間は波が穏やかで、何事もなく時が流れた。
助手のおにーちゃんは、一通り帆関連の仕事が終わると
ドリンクのサービス(有料)やカメラマンサービス(無料)を始めた。
いかにも習いたての日本語で、彼が「お飲み物はいかがですか〜?」
「写真撮りますか〜?」と御用伺いにまわると、われわれ日本人は「じゃ、お願い」
とばかりに記念撮影大会を始めた。
ヨットからは、ダイヤモンドヘッドや、最近ワイハに進出したマンダリン・オリエンタルホテルなどが見えた。
水平線の彼方には、貨物船が行きかう姿も見られた。
途中、何度か大きな波に揺られて服がびしょぬれになったものの、
船長や助手のおにーちゃんたちの様子では、特に問題もなく折り返し地点に到達したようだった。
助手のおにーちゃんは、ヨットの向きを変える作業を終えると、
白人の太ったおっさんと会話を始めた。
おっさんとひとしきりしゃべった後、おにーちゃんは私に近づいてきた。
私が「日本語上手じゃな〜い」と誉めると、おにーちゃんは「実は習い始めて
3カ月なんだけど、日本語は難しい」と自信がない顔をしていた。
さんざんおにーちゃんを励まし、「日本人は英語が苦手だから
臆すことなく日本語で話しかけてあげれば、日本人の方から打ち解けてくるよ。
そ〜いえば、ワイハってほとんど英語を使わなくてもやっていけるのね〜。
びっくりしちゃった〜」
ってな話をしているうちに、おにーちゃんが私の胸を凝視していることに気付いた。
(ど、ど〜したんだ、にーちゃん。 それはセクハラじゃ……?)
と思ったとたん、おにーちゃんは、「ぶ〜ひゃひゃっひゃひゃっ!!」と噴出した。
最初、日本語の勉強に行き詰まっておにーちゃんは気でも狂っちゃったのかと思ったが、
どうやら自分が胸にとんでもないものをぶら下げているらしいことに気付いてしまった。
私の胸にはこう書いてあった。
Someone who loves me very much went to HAWAII and got me this T-shirt THERE!!
直訳すると、
あたしのこと、すんごく好きな人が〜、ワイハに行って〜、このTシャツを買って来てくれたの〜
しかも、キッズ向けのTシャツなので、イルカちゃんやら太陽やらのかわいい絵がそこかしこにとんでいるのだ。
天照大神「……は、恥ずかし〜。」
おにーちゃんは、すぐに船長のもとへすっ飛んでいき、報告。
2人はのけぞるようにして、ゲラゲラ笑いはじめた。
あ〜、あ〜、あ〜。
恥ずかし〜。
でもね、そうなのよん。
ちっとも英語なんか使わないで過ごしてたから、そこがアメリカだってこと、すっかり忘れてたのよ〜。
見逃してくれよ〜!!
それ以来、下船するまでずっと、おにーちゃんは私と目が合うと、
クックックッと笑いをかみ殺すのに苦労していた。
ま、世の中、笑えればなんでもいいのよ……。
それで……。
ちなみに、件のTシャツは、あたくしのサイト[ホームから行けますー左っかわのメニューから神霊写真館へGO!!]で絶賛公開中だす。
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