のれんくぐりの私の姉は、のれんくぐり以外にも色々なワザをもっている。
(のれんについてはこちらをご参照ください。 http://www.note.ne.jp/diary/11610/20010108/ )


その1、「そらみみ」

数年前の旧正月、2人でマカオで食事をした時のこと。
今では中国のお役人の公邸になってしまったので
一般ピープルは入れないんだけど、
当時は全室プチスィートの超ラブリーなホテル「ベラ・ヴィスタ」で
オシャレなブランチと決め込んだわけですよ。

私たちのテープルの右後方では、中国系の一家が食事をしてたのね。
構成は、父、母、娘そして息子の4人。
娘と息子はこれ以上ないってくらい父親に似ていたわ。
かたや、私たちの左後方では、これまた別の親子連れ(ポルトガル系の方達と思われます、ハイ)が食事をしていたわけですよ。

この2組の親子連れ、どうやら父親同士が知り合いだったらしく、
「ハ〜イ、ハロ〜!!」って話始めたわけですよ。
家族の紹介なんてしちゃったりして。

と、こんな光景を微笑ましく眺めていた私に向かって
姉が声をひそめて言ったことには……
(別にあの人たちは日本語わからんだろうから、声をひそめる必要はなかったと思うけど。)

姉「天照ちゃん、あの中国系の人相当なお金持ちみたいね。」

私「え? なんでそんなことわかるの??」

姉「だって、あの男の人があの若い娘を
  あちら(ポルトガル系親子)に紹介するとき、
  She is my doctorって言ったよ。
  旧正月の休暇を主治医を連れて過ごすなんてお金持ちの
  証拠よ。」

私「……え? 

  そ、それは、ドクター(医者)ではなく
  ドーター(娘)ではなくて……??」

姉「……あ。」


その2   「いい間違い」

それはたった数日前のこと。
夕食時に姉がおもむろに、

姉「天照ちゃん。
  私ね、今日本を買ったの。
  映画にもなった本なんだけど……
  えっとぉ〜、あれ、なんて題名の本だっけ。
  え〜と〜、あっ、わかった。
  『高熱と……』(沈黙)」

私「……。
  『高熱と平熱の間』。それは『微熱』?』

どうやら、姉は「情熱と冷静の間」と言いたかったらしい。
その3    強烈な「そらみみ」

あれはもう20年近く昔のこと、
ベストヒットUSA(ふっる〜)などが流行っていたころだった(と思う。 汗)


姉「ねぇねぇ、あれは今度のジャスコの歌なのかな〜。
  いいよねぇ〜、あの曲。」

私「ジャスコの歌? どんな曲?」

姉「外国の人が歌ってるあの曲。」

私「……、外国の人が歌っている、ジャスコの歌??
  ……なんじゃ、そりゃ?」

姉「ほら〜、なんかあるじゃない〜。
  歌詞の中に「ジャスコ」ってのが出てくる歌が。」

私「??」

結局その時はなんの歌だかわからずじまい。
後日、2人でTVを見ていたら、その姉が「ジャスコの歌」と主張する歌がかかった。

    そ、それは……

スティービー・ワンダーの

I just call to say I love you だった……。

アイ ジャスト コール トゥ セ〜イ アイ ラブ ユ〜。

ちなみに姉の耳にはこう聞こえていたらしい……


(アイ) ジャス(ト) コ(ール) トゥセ〜イ アイ ラブ ユ〜!!!

……。
ジャスコ、アイラブユー。


……まぁ、いいんだけどさ。
ジャスコ、アイラブユーでも。

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