130年ぶりって言ったって・・・・・・。
2000年11月4日今日は善光寺に行ってきたわ。
世にも珍しい燈籠仏が130年ぶりにお目見えなんて
聞いたら、行かなきゃ。
だって、それってこのチャンスを逃したら
生きてそのブツは拝めないってことでしょ。
行ってきました、甲斐の国
スーパーホリデー・パス(4080円也)握り締め。
お供は、気が置けなすぎて
お互いボケボケ振りを披露しまくる幼馴染。
3時間かけて各駅停車の旅。
たまにはこんな遠足もいいでしょ。
女子高生よろしくベラベラしゃべりまくっていたら
時間も、窓の景色も飛ぶように変っていったわ。
さて、JR中央線上で「善光寺」最寄駅の酒折駅で
私達を待ち受けていた最初の仕事は
駅のスタンプをもらうこと。
私達はJRのキャンペーン
「駅からハイキングdeチャンス!!」に応募して
プレゼントをゲットしようと画策してたわけ。
「駅からハイキング」のコースに参加して、
その証明に利用駅でハガキにスタンプをもらうのよ。
それを送ると、プレゼントが当たるかもしれないわけ。
最初の仕事をクリアすると
私達はルンルンしながら第1の観光ポイント
「酒折宮」を目指したの。
そこは日本武尊が歌を詠んだってんで
”連歌発祥の地”になってるところなのね。
記念碑を「へ〜」とか「ほ〜」とか
言いながらやり過ごすと、私達はご神体が納められてる
社まで来たの。
おぉ〜、そこには魅力的な”おみくじマシ〜ン”が。
すっかり女子高生と化してしまった私達は
お参りもそこそこ早速おみくじマシ〜ンに
お参りすることにしたのね。
100円玉を取り出して
(おいおい、お賽銭より額が多いよ・・・。 ^^;)
チャリ〜ン、かしゃ。
早っ。
おみくじはコインを入れて、1秒もたたないうちに
出てきた。
2人とも「大吉」を引き当て、
幸先がいい旅になるかと思いきや・・・。
私達は宮を出ると次の観光スポット
「不老園」を目指して歩き出したの。
そこは梅で有名な庭なんだけど
梅の季節ではなかったので、私達は堂々と
「梅園入り口はコチラ」の看板を無視して
横道から園に入っていったのね。
ところが、道なりに進むと
歩けども歩けどもちっとも
観光地らしい所には出ないわけ。
おまけに道は獣道の様相を呈してきたわけよ。
ふっと横を見ると柵の向こうには
梅園の見晴台が・・・。
あ・・・、梅の季節じゃなくても
梅園に行くべきだったのね・・・。
ははは・・・。
気を取り直して、私達は次の観光スポット
「ぽんぽこ塚」を目指したわ。
そこは、ブドウ畑の中の
ただの土の盛り上がりだった・・・。
ガーーーン。 何もないじゃん。
またまた、気を取り直して、次の観光地
「玉諸神社」を目指したわ。
あ、あった・・・・・あったけど、ここは・・。
そう。 そこは「神社」ではなく、
本日のメインスポット「善光寺」だった。
自分達を盛り上げるため、私達はまず
宝物館に入ったわ。
順々にガラスケースを見ていくと
あら・・・、これは・・もしや。
そう、それは本日のメインイベント
一光三尊阿弥陀如来像(燈籠仏の本名)のレプリカ・・・・・。
あ〜あ〜、なんだか観に行こうと思っていた
映画の筋を先に聞かされちゃった気分。
ちょっとぉ〜、なんでこんなとこにレプリカなんて
置くのよ〜。
楽しみは後にとっておきたいという
この私の奥ゆかしさをどうしてくれんのよ〜。
またまたまた、気を取り直して、
更に更に自分達を盛り上げるために
私達は腹ごしらえをすることにしたわ。
お餅を食べながら、私達は心の内を
吐露し始めたの。
「ねぇねぇ、130年ぶりの御開扉だってのに
やけに閑散としてない?」
「今日は連休のなか日で、お天気も一番いいのにね。」
などと、言ってはいたものの、
私達の心の中には、あの「大吉」の二文字が。
まぁ、これまではこれまで
ここからは目くるめくような
すばらしい時間が待っているに違いない。
ふっふっふっふっ。
善光寺はいかにも見仏客を意識していて
床には赤い敷物を敷き詰め、
「観光客いらっしゃい。
たくさんお布施を落としていってね」という
雰囲気を醸し出していた。
拝観料のチケットにハンコーをもらい、
角を曲がるとそこには
派手でキンピカの天蓋が。
きっとその天蓋の下には・・・・
と思う間もなく、3台のモニターが目に飛び込んできた。
・・・モニター? 何故、モニター?
首をひねっていると後ろから「アルバイト」の
札を付けた青年がやってきて、
「ご本尊はあちらです」と天蓋の奥〜の方を
指差した。 指の先には小さな小さ〜な燈籠が。
そして、その下の壇には更に小さ〜な黒い塊が
3つ・・・・・。 もしや・・・。
そう。そのもしやだった。
黒い3つの塊は「一光三尊阿弥陀如来像」だった。
パンフレットを見ると、ご本尊は一寸八分と
書いてあった。
一寸八分って何センチよ!!
それをあんな奥まった所に置いて〜!!
いくら130年ぶりの御開扉の秘仏って言っても
それはないんじゃない?!
本当に見せる気あんの〜??
何がなんだか全然わからないじゃないの〜!!
アルバイトに金を出すために拝観料
払ってんじゃないわよ!!
----------------------- つづく
世にも珍しい燈籠仏が130年ぶりにお目見えなんて
聞いたら、行かなきゃ。
だって、それってこのチャンスを逃したら
生きてそのブツは拝めないってことでしょ。
行ってきました、甲斐の国
スーパーホリデー・パス(4080円也)握り締め。
お供は、気が置けなすぎて
お互いボケボケ振りを披露しまくる幼馴染。
3時間かけて各駅停車の旅。
たまにはこんな遠足もいいでしょ。
女子高生よろしくベラベラしゃべりまくっていたら
時間も、窓の景色も飛ぶように変っていったわ。
さて、JR中央線上で「善光寺」最寄駅の酒折駅で
私達を待ち受けていた最初の仕事は
駅のスタンプをもらうこと。
私達はJRのキャンペーン
「駅からハイキングdeチャンス!!」に応募して
プレゼントをゲットしようと画策してたわけ。
「駅からハイキング」のコースに参加して、
その証明に利用駅でハガキにスタンプをもらうのよ。
それを送ると、プレゼントが当たるかもしれないわけ。
最初の仕事をクリアすると
私達はルンルンしながら第1の観光ポイント
「酒折宮」を目指したの。
そこは日本武尊が歌を詠んだってんで
”連歌発祥の地”になってるところなのね。
記念碑を「へ〜」とか「ほ〜」とか
言いながらやり過ごすと、私達はご神体が納められてる
社まで来たの。
おぉ〜、そこには魅力的な”おみくじマシ〜ン”が。
すっかり女子高生と化してしまった私達は
お参りもそこそこ早速おみくじマシ〜ンに
お参りすることにしたのね。
100円玉を取り出して
(おいおい、お賽銭より額が多いよ・・・。 ^^;)
チャリ〜ン、かしゃ。
早っ。
おみくじはコインを入れて、1秒もたたないうちに
出てきた。
2人とも「大吉」を引き当て、
幸先がいい旅になるかと思いきや・・・。
私達は宮を出ると次の観光スポット
「不老園」を目指して歩き出したの。
そこは梅で有名な庭なんだけど
梅の季節ではなかったので、私達は堂々と
「梅園入り口はコチラ」の看板を無視して
横道から園に入っていったのね。
ところが、道なりに進むと
歩けども歩けどもちっとも
観光地らしい所には出ないわけ。
おまけに道は獣道の様相を呈してきたわけよ。
ふっと横を見ると柵の向こうには
梅園の見晴台が・・・。
あ・・・、梅の季節じゃなくても
梅園に行くべきだったのね・・・。
ははは・・・。
気を取り直して、私達は次の観光スポット
「ぽんぽこ塚」を目指したわ。
そこは、ブドウ畑の中の
ただの土の盛り上がりだった・・・。
ガーーーン。 何もないじゃん。
またまた、気を取り直して、次の観光地
「玉諸神社」を目指したわ。
あ、あった・・・・・あったけど、ここは・・。
そう。 そこは「神社」ではなく、
本日のメインスポット「善光寺」だった。
自分達を盛り上げるため、私達はまず
宝物館に入ったわ。
順々にガラスケースを見ていくと
あら・・・、これは・・もしや。
そう、それは本日のメインイベント
一光三尊阿弥陀如来像(燈籠仏の本名)のレプリカ・・・・・。
あ〜あ〜、なんだか観に行こうと思っていた
映画の筋を先に聞かされちゃった気分。
ちょっとぉ〜、なんでこんなとこにレプリカなんて
置くのよ〜。
楽しみは後にとっておきたいという
この私の奥ゆかしさをどうしてくれんのよ〜。
またまたまた、気を取り直して、
更に更に自分達を盛り上げるために
私達は腹ごしらえをすることにしたわ。
お餅を食べながら、私達は心の内を
吐露し始めたの。
「ねぇねぇ、130年ぶりの御開扉だってのに
やけに閑散としてない?」
「今日は連休のなか日で、お天気も一番いいのにね。」
などと、言ってはいたものの、
私達の心の中には、あの「大吉」の二文字が。
まぁ、これまではこれまで
ここからは目くるめくような
すばらしい時間が待っているに違いない。
ふっふっふっふっ。
善光寺はいかにも見仏客を意識していて
床には赤い敷物を敷き詰め、
「観光客いらっしゃい。
たくさんお布施を落としていってね」という
雰囲気を醸し出していた。
拝観料のチケットにハンコーをもらい、
角を曲がるとそこには
派手でキンピカの天蓋が。
きっとその天蓋の下には・・・・
と思う間もなく、3台のモニターが目に飛び込んできた。
・・・モニター? 何故、モニター?
首をひねっていると後ろから「アルバイト」の
札を付けた青年がやってきて、
「ご本尊はあちらです」と天蓋の奥〜の方を
指差した。 指の先には小さな小さ〜な燈籠が。
そして、その下の壇には更に小さ〜な黒い塊が
3つ・・・・・。 もしや・・・。
そう。そのもしやだった。
黒い3つの塊は「一光三尊阿弥陀如来像」だった。
パンフレットを見ると、ご本尊は一寸八分と
書いてあった。
一寸八分って何センチよ!!
それをあんな奥まった所に置いて〜!!
いくら130年ぶりの御開扉の秘仏って言っても
それはないんじゃない?!
本当に見せる気あんの〜??
何がなんだか全然わからないじゃないの〜!!
アルバイトに金を出すために拝観料
払ってんじゃないわよ!!
----------------------- つづく
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